『Roblox』が未成年ユーザーの保護者に向けた特権アカウント制度を実装―背景には「子供の安全が守られていない」との批判か | GameBusiness.jp

『Roblox』が未成年ユーザーの保護者に向けた特権アカウント制度を実装―背景には「子供の安全が守られていない」との批判か

「子どもを過度の危険にさらし続けている」という批判を受け、具体的な対策に乗り出しました。

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『Roblox』が未成年ユーザーの保護者に向けた特権アカウント制度を実装―背景には「子供の安全が守られていない」との批判か
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Roblox社は、同社が展開するプラットフォーム『Roblox』の未成年ユーザーの保護者に向けて、子どもの安全に関するポリシーを更新する旨を通達しました。同社が保護者に送ったメールの全文は、The Vergeによって公開されています。

『Roblox』のDAUは約8000万のうち、40%近くが13歳未満であるとされています。しかし、同プラットフォームは未成年でも簡単にアカウントを開設し、見知らぬ大人とチャットすることにも何の制限も課せられていないことから、子どもの安全を守る配慮に欠けているとたびたび指摘されてきました。

アメリカの投資調査会社ヒンデンブルグ・リサーチは10月8日にレポート「Roblox: Inflated Key Metrics For Wall Street And A Pedophile Hellscape For Kids(Roblox: ウォール街に向けた指標の水増しと、小児性愛者による地獄絵図)」を公開し、子どもが性的コンテンツへ簡単にアクセスできてしまう仕様の不備に警鐘を鳴らしていました。


今回のポリシー更新はそうした声を受けてのもので、主な変更点は以下のようなものとなっています。

  • 子どもの1日あたりのプレイ時間やフレンドの詳細確認など、さまざまな情報へアクセスできる保護者特権アカウントを新たに実装。支払いを含む、子どもの活動に関する通知も受け取ることができる

  • 『Roblox』上で楽しめるゲームや体験をコンテンツの種類に応じてラベリング。子どもが特定の種類のコンテンツへアクセスすることを制限できるように

  • 13歳未満のユーザーは特定のチャット機能へのアクセスに保護者の許可が必要となる。さらに、9歳未満のユーザーは「中程度」の暴力表現や下品なユーモアを含むゲームをプレイするのにも同様の許可が必要となる

Roblox社は今回の動き、および一連の施策について「Robloxを年少ユーザーにとってもっとも安全なオンラインプラットフォームの1つにするというコミットメントの一環」と述べているとのことです。

《蚩尤》

汎用性あるザク系ライター(が目標) 蚩尤

1979年生まれのファミコン直撃世代。スマホゲームもインディーズも大型タイトルも遊びますが、自分と組ませてしまって申し訳ないという気持ちやエイミングのドヘタさなどからチーム制のPvPやFPS、バトロワが不得手です。寄る年波…! ゲームの紹介記事に企画記事・ビジネス寄りの記事のほか、アニメなど他業種の記事もやれそうだと判断した案件はなんでも請けています。任天堂『ガールズモード』シリーズの新作待機勢。

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