ファクトチェック調査報道の第2弾です。反ワクチンデモに、報酬を受け取って参加するいわゆる「サクラ」が大勢集まった問題で、この募集に、犯罪グループ「トクリュウ」が関わっていたことが分かりました。
この問題は、東京・有明で9月末に開かれたコロナワクチンへの反対を訴えるデモに、大勢の若者がサクラとして集まったものです。
SNSでは、デモの約3日前から「参加したら報酬1万円」との投稿が拡散されていました。
その後のFNNの取材で、この募集に、警察が「匿名・流動型犯罪グループ」いわゆる「トクリュウ」とみなしているスカウトグループのメンバーが関わっていたことが分かりました。
「サクラ」募集に関わったスカウト:
僕らが使っている専用のアプリみたいなのがあるんですけども、「報酬を出す」みたいなのが流れてきました。1人2万円っていう。
このスカウトはSNSで20人を集め、報酬の差額の約20万円を受け取ったといいます。
一方、デモに集まったサクラは相当な数に上っていて、理由を次のように説明します。
「サクラ」募集に関わったスカウト:
アプリの中で「デモに参加したい」って表明すると、グループLINEみたいなのに招待された。それの既読機能で確か800を超えていた。
サクラ募集の資金源は、分かっていませんが、トクリュウの組織内での1件の募集から情報が広がり、その後SNSなどで、拡大していったことも判明しました。
※FNNではこの問題を継続取材しています。情報提供してくださる方は、ぜひこちらまでご連絡ください。
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