中日からポスティングシステムを利用して米大リーグ移籍を目指している小笠原慎之介投手が26日、名古屋市内の児童養護施設を訪れ、野球玩具を寄付した。

 野球人口減少が深刻化する昨今、「野球人口を増やしたい。

野球楽しいって子が少しでも増えてくれることを願っているし、野球って楽しいスポーツなんだよってことを伝えたかった」と小笠原が球団に提案。その意思に賛同した柳や藤嶋ら選手が、サイン入りのバットやシューズなど約20品目を出品。オークションで得た240万円で購入した野球玩具を、名古屋市内の児童養護施設9か所に贈呈した。

 22年には、野球振興途上国の西アフリカ、ブルキナファソへ野球道具1200点を寄贈したこともある小笠原。この日は、子供たちからの質問に答え、サインにも応じた。「これを使って、みんなで楽しく遊んでください」と呼びかけ、「僕は、野球でみんなが喜んでくれるようなプレーをしたいと思います」と活躍を約束した。

 自身の米移籍については、「交渉中。(何球団か話は)来てるが、いま言えることはない」と話すにとどめた。交渉期間は、来年1月24日、米東部時間午後5時(日本時間25日午前7時)までで、決定は来年に持ち越しとなりそうだ。

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