女優の二階堂ふみ(30)が、来夏公開の映画「遠い山なみの光」(石川慶監督)で主演の広瀬すず(26)と初共演することが24日、分かった。
2017年にノーベル文学賞を受賞した長崎県出身の英国人作家カズオ・イシグロ氏(70)の長編小説デビュー作を日英合作で映画化。
二階堂は主人公の悦子(広瀬)が長崎にいた頃に出会った謎多き女性・佐知子役。幼い娘と暮らす佐知子は物語の鍵を握る重要な役どころで、移住先のイギリスで生活する悦子の夢に度々登場する。
社会派作品からコメディーまで幅広い役柄をこなす演技力が魅力の二階堂。今作では広瀬との初共演はもちろん、昭和のレトロなファッションにも注目だ。9月に撮影は終えており、「当時の女性たちが何を抱えて生きていたのかを、登場人物を通じて感じていくような経験でした。石川監督はじめ素晴らしいスタッフの方々とご一緒できたこと、とても光栄に思います」と話している。