ある日、秋祭りの出店を眺めていたら「ラーメンバーガー」という文字。覗いてみるとラーメンを固めた生地に肉が挟まっているものが売られていました。
その形状といい、ラーメンバーガーというネーミングといい、なんだか不思議な食べ物なのでそのルーツを探ってみましたよ。

ネットで探してみるとラーメンバーガーは喜多方ラーメンの喜多方特産。地元の町おこし的商品のようです。まずは商品開発元を直撃! 
「祭りで見かけたんですが……」というカシハラに、「それは真似をしてやってる別の業者さんでしょう」と担当者さん。なんでも平成20年に発売開始されたこの商品。店での販売が基本で、ほかには直販サイトでも販売されるようになったとか。確かに他の地方でもラーメンバーガーを発売している地域はいくつかあるよう。

「真似しても味は真似できません」という喜多方ラーメンバーガーとの違いは、やっぱりラーメンの味。麺の粉には、喜多方産の小麦粉ゆきちから、チャーシューは麓山高原豚、鶏肉はブランド鶏の会津鶏を使用。なるとも挟まって、ラーメンのスープで味付けられているところもすごい!
喜多方ラーメン独自のバーガーは、他の類似品と食べてみればすぐに味の違いがわかるそう。味へのこだわりはさすが元祖ですね~。

「B級グルメ決定戦とかには出ないんですか?」と聞くカシハラに、「ラーメンバーガーの本物は簡単に出来るものじゃないんです。
麺を茹でてからバーガー状に加工してトッピングするまでに時間がかなりかかります。皆さんに迷惑をかけるかもしれないので出場はしません」とのこと。ラーメンを作るだけならまだしも、茹でてから焼いて挟むんですから、出来立てを食べるには待ち時間がかなり必要なのはわかる気がします。

担当者さんいわく、「ご当地グルメブームですが、イベント開催地で食べてもらうよりも、地元に来てもらって、地元で食べてもらわないと意味がない」んだとか。
カシハラも、喜多方に行く機会があったら、ぜひぜひ地元で食べたいっす!
(カシハラ@姐御)
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