お金をもらって書く、お金をもらわないで書く、お金を払って書く。
「書く」と「お金」の関係はさまざまです。
フリーで生きていくうえで「書く」と「お金」について考えていることをまとめてみました。
「書く」とお金
書くことを専門としない場合でも、「書く」機会は増えています。
いままさに書いているこのブログもそうです。
私自身は、書くことが専門ではありませんが、書くことを仕事の1つにしています。
仕事と考えるなら、お金との関係が生まれますので、その関係を意識しなければいけません。
貴重な時間と、知識を使うからです。
「書く」とお金の関係は次の3つがあります。
・お金をもらって書く
お金をもらう、つまり、原稿料、執筆料、印税を受け取って書くことです。
雑誌の記事、Webの記事、そして書籍を書くことで、収入を得ることができます。
・お金をもらわないで書く
お金をもらわない、つまりただで書くことです。
知り合いから頼まれて書く、会報誌に書くなども含まれ、寄稿という名で、紙媒体やWebに記事を書くこともここに含まれます。
自分のメディア(ブログ、Twitter、Facebookなど)に書くことも、このお金をもらわないで書くに属するでしょう。
・お金を払って書く
こちらからお金を払って、書くものもあります。
いわゆる自費出版(企業出版といわれることも)です。
「お金を払って書く」をやるべきか?
上記のうち、「お金を払って書く」かどうかは悩みどころです。
自費出版だから全然ダメだと言うこともなく、自費出版をきっかけに、商業出版(お金をもらって書く)につながることもありますし、自費で出したお金以上の収入があるケースもあります。
広告費と考えることもできるでしょう。
ただ、小規模でビジネスをしている場合は、その負担は大きく(300万から1,500万程度になることも)、リスクがあるのは否めません。
私自身も昔、声を掛けられたことがありますが、断りました。
(今は問い合わせページ上で断っています)
いちかばちかでやるには、リスクが大きいからです。
1冊目でこける(売れない)と、次の本を出しにくくなるという現状もあります。
「お金を払って書く」ならば、まだ、「お金をもらわないで書く」方がおすすめです。
お金をもらわないで書くなら、自分のメディア
ただし、「お金をもらって書く」も、単価が下がってきています。
書籍や雑誌は部数を減らし、印税や原稿料は減る一方で、印税生活は夢のまた夢です。
【関連記事】印税だけで食っていく印税生活は難しいー印税収入のしくみー |EX-IT
リンク
Webへの原稿執筆は、単価が下がっています。
今、クラウドワークス(ネット上で仕事を受注、発注できるサイト)で、募集を見てみると、
・1記事300円(1,000文字以上)を10本
・1,500文字を300円
・1記事1000文字を20記事
などいったものが並びます。
雑誌への記事執筆は、1文字10円であることが多いことを考えると、かなり安価です。
とはいえ、書籍でも、部数が少ない・印税率が低いと印税収入はそれほど増えません。
もちろん、安いからといってダメということはありませんが、慎重に受けるべきです。
右から左への仕事で、数勝負になってしまいます。
そうなるのなら、いっそ「お金をもらわないで書く」の方がいいのではないでしょうか。
「お金をもらわないで書く」といっても、他のメディアに書く、いわゆる寄稿はおすすめしません。
自分のメディアに書いていき、メディアを育てていくのがやはりおすすめです。
このブログも直接的にはお金をいただいていませんが、日々、2,000字から3,000字書いています。
これを、3,000日近く続けているので、膨大な時間を費やしていることになります。
それでも書くのは、自分のメディア、特にブログなら、積み重ねることができるからです。
積み重ねは他の仕事につながる可能性があり、ブログを読んでもらえるようになれば、その可能性は高くなります。
大手メディアに寄稿して、それが取り上げられる可能性もありますが、より幸運が必要です。
世の中、そうそう幸運はめぐってきません。
(なかには、寄稿を募集していても、それほど効果がなさそうなところもあります)
「お金をもらわないで書く」を自分のメディアに日々積み重ねて、ちょっとずつでも可能性を高める
↓
適正な「お金をもらって書く」(出版、記事執筆)を目指す
がおすすめです。
日々の積み重ねは、いざ「お金をもらって書く」時にも役立ちます。
昨日は、午前にExcel入門セミナー、午後にExcelマクロ入門セミナーを開催しました。
8月開催も近日発表します。
ちょっとリニューアルするかもです。
【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」
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