報道発表資料
小笠原群島聟島におけるアホウドリの新繁殖地形成事業として、本日、アホウドリの繁殖地である伊豆諸島鳥島から聟島まで、ヒナ10羽を移送しましたので、お知らせいたします。
本日早朝に、鳥島において移送するヒナ10羽を捕獲。研究員が移送用の箱に入れてヘリポートまで背負って運び、待機していたヘリコプターに搭載しました。
ヒナを載せたヘリコプターは、13時頃鳥島を離陸、14時30分頃聟島に到着(鳥島から聟島は直線距離で350km程度)。
その後、ヘリコプターから下ろしたヒナを移送用の箱に入れたままで徒歩30分ほどの距離を運び、予定していた地点において、10羽全てを無事放鳥致しました。
これからヒナが巣立つまでの3か月間程度、(財)山階鳥類研究所の研究員が人工飼育を行う予定です。
※この事業は、山階鳥類研究所が実施の中心となり、環境省と米国魚類野生生物局とが共同で実施しています。
本日の経過
- 8:20
- ヘリ移送用ヘリコプター八丈島 発(途中青ヶ島で給油)
- 9:55
- 〃 鳥島 着
- 12:57
- 鳥島で捕獲したヒナ10羽を載せたヘリコプターが鳥島を離陸。
- 14:27
- 〃 聟島に到着。
- 16:20
- 放鳥ポイントにおいて、ヒナ10羽を無事放鳥
写真
ヒナ放鳥の様子(聟島)
放鳥されたヒナ(聟島)
- 連絡先
- 環境省自然環境局野生生物課
課長 : 星野 一昭 (6460)
課長補佐 : 西山 理行 (6475)
係長 : 中島 治美 (6469)
直通 (03) 5521 - 8283
関連情報
過去の報道発表資料
- 平成20年2月12日
- アホウドリ新繁殖地形成事業によるヒナ移送日の決定について
- 平成19年9月12日
- 平成19年度野生生物保護対策検討会アホウドリ保護増殖分科会の開催結果について
- 平成19年9月6日
- 平成19年度野生生物保護対策検討会アホウドリ保護増殖分科会の開催について
- 平成18年9月22日
- アホウドリの生息状況と今後の保護増殖事業について
- 平成18年5月31日
- 「善王寺長岡アベサンショウウオ生息地保護区等の指定について」及び「アカガシラカラスバト及びアホウドリ保護増殖事業計画の策定について」に係る中央環境審議会答申について