報道発表資料
大陸方面から日本への渡り鳥について、野鳥(主として渡りをする陸鳥類)を捕獲し、渡りの状況及び高病原性鳥インフルエンザウイルスの保有状況を調査することになりましたのでお知らせします。
- 目的
我が国での高病原性鳥インフルエンザ発生に渡り鳥等の野鳥が関与しているとの指摘を踏まえ、大陸方面から日本への渡り鳥の渡りの状況や、渡り鳥の鳥インフルエンザウイルス保有についての基礎的な情報を得る。
- 実施方法
(財)山階鳥類研究所において捕獲及び生息状況の調査を行い、ウイルス検査については鳥取大学の協力を得る。
- 概要
(1)調査対象
主として渡りをする陸鳥類
(2)調査地点
山口県見島及び長崎県対馬(3月の調査については未定)
(3)調査内容[1]渡り性の陸鳥の生息状況(渡りの状況)の把握[2]鳥インフルエンザウイルスの保有状況調査※捕獲後は標識を装着して放鳥
- 調査スケジュール(予定)
(1)H16年11月中~12月上旬
(2)H17年3月上~下旬 (夏鳥調査の予定。調査地点は未定)
【参考】
本年1月~2月にかけて国内で発生した高病原性鳥インフルエンザに係る野鳥のウイルス保有状況調査については、発生地域周辺での野鳥を捕獲した調査、全国的に実施されたカラス・ドバト調査及び持ち込まれた野鳥に関する検査のいずれにおいても、高病原性鳥インフルエンザは発見されていない。
- 連絡先
- 環境省自然環境局野生生物課
課長 名執芳博 (内線6460)
鳥獣保護業務室
室長 渡辺 聡 (内線6470)
補佐 中澤 圭一(内線6471)