どうも初めましてマンスーンです。
僕は生きてく上でまったく意味の無い工作をよくしています。
例えば一人用回転寿司マシン・手に取ると画面に蓋が閉まるスマホケース・豆乳型MP3プレーヤー・ご飯にのりたまをプロジェクションマッピングする装置などです。
そして今回から47都道府県の名産品や民芸品(工芸品)を使って工作をする企画「行け!ポンコツご当地メカ」を始めたいと思います!!
記念すべき第一回目に選んだのは「福島県」です!
という訳で日本橋にある福島県のアンテナショップ【日本橋ふくしま館 M I D E T T E】にやってきました。
ゆべし、ままどおるなどの有名なお菓子を初め、東京では見たことのない珍しい食材まで広い店内に所狭しと並んでいます。
試食もあるので、気になるけどどんな味かわからないという人にも安心。
さらに日本橋ふくしま館はお酒の取り扱いも豊富で、日本酒の飲み比べSETなる超お得なものもあります。
週替りで3種類のお酒を試すことができるんです。しかも500円! ワンコイン! ワンコ!イン! 5円チョコを100個我慢するだけでいいなんて、夢のようですね。
ちなみに、その週で飲むことのできる銘柄は公式HPで確認することができます。
店の奥にはイートインスペースもあり、さまざまな福島県の料理を楽しむことができます。今回は会津ラーメンとわっぱ飯のセットをセレクト。
わっぱ飯とは、曲げわっぱと呼ばれる入れ物にごはんと具材を入れて蒸し上げた郷土料理で、ここでは鮭・キノコ・たまご焼きなどが入っていました。蓋を開けた瞬間においしそうな匂いと共に、湯気が立ち上り食欲を奮い立たせられますね。
「はやく食べたい!」という気持ちを抑えきれず、勢いに任せて口へと運びます。
その味はというと…。
あっつ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あっあっあっあっあつっ!!!!!!
ちょっとまって!!
ハフハフハフハフハフハフハーーーーフーーーーー!!
あっつーーーーーーー!!!!
さて、本題である工作に使えそうなものを探します。店内には食べ物ばかりではなく福島県の伝統民芸品がたくさん並んでいました。
どれも民芸品だからって決して古臭いなんてことはなく、デザインもかっこいいですし、色合いがとても綺麗でむしろ現代的な場所にこそ合うような気がします。
あと、わっぱ飯はめちゃくちゃおいしかったです。
やっぱり福島県といえば「赤べこ」。
赤べこは、魔除け・厄除けになると言われている福島県の代表的な民芸玩具です。
かわいらしいフォルムにのんびりゆらゆらと動く頭…。そんな赤べこを見ているだけで、どうにもならないことばかりのクソみたいな社会で汚れた心が癒やされます。
でもちょっと待って下さい!
この頭を上下に揺らす動きって…。
Photo : Asphyx by Hervé Girod
ヘドバンじゃないですか!!!!!!
まさか魔除けの効果があるといわれてる赤べこが、悪魔的な音楽を好んでいたなんて…。これは、もう赤べこに思う存分ヘドバンさせてあげたい…。
というわけで今回は…。
ヘビメタ赤べこを作ろうと思います!!
製作開始
まずは赤べこを分解します。
首の後ろ部分から、新聞紙を丸めた物体が出てきました。
新聞紙の中には、金属の重りが入っていました。
この重りで、あの絶妙なバランスをとっていたんですね。
次に構造部分を作るため、秋葉原へやってきました。
電子工作をする人の味方「秋月電子」でいろいろパーツを買います。
ヘドバンの動きのスピードを制御するために必要なモーターの早さを変えられるキットです。これで、遅い曲から速い曲までBPMに合わせて首を振ることができます。
動きの要となる部分を仮組みしてみました。
下についてるモーターが回転することによって、首を振る運動を作ってます。
先ほどのキットとモーターを繋げて配線と動きを確認。ちゃんと動いてくれました。
赤べこをヘビメタにドレスアップする
動きはどうにかなったので、次は赤べこ自体をヘビメタ風にしてあげましょう。
あるものを買いに日暮里にある手芸用品の問屋街にやってきました。ここ日暮里は、中央通りを中心に様々な手芸関係の問屋が軒を並べていて、服飾関係のものなら大抵揃います。
いったい何を買いに来たかというと…。
何かメタルっぽいトゲトゲしたやつです!!
正確には「スタッズ(鋲)」と呼ばれる革製品などに付ける装飾品です。
これを赤べこにつけていきます。
あと、目はLEDにしました。悪魔っぽいし。
まずは、かっこいいツノを装着。牛追い祭りの牛がこのツノを付けてたら、地獄絵図になりそうですね。
そして鼻ピアス!
最初は鼻の両穴にリングを通そうかと思っていたのですが、「それって普通の牛じゃん」と気づいたので、鼻と口をジャングルの奥地に住む民族の風習みたいな感じにしました。
ピラミッド型のスタッズは胴体につけていきます。
首周りの色とスタッズが合いすぎて、普通に首輪っぽくなりました。
ケースに動力部を入れて、上に赤べこを設置します。
赤べこの横に電源スイッチとモーターの速度を調節するノブが付いてます。
うーーーん…。
これじゃ何か足らない気がする…。
ヘビメタっぽさ…。
あっ!!!!!
Photo : Asphyx by Hervé Girod
ロン毛だ!!!!!!!!!
ヘビメタの人って、ロン毛かハゲしかいない!!(個人の感想です)
ということで、エリーちゃんの髪の毛を使わせていただきます。
そして…。
完成
出来ました。
暗黒世界からメタルパワーによって現代に蘇った赤い悪魔。
かっこいいツノに厳ついピアス、そしてロン毛。
それではスイッチオン!!(メロイックサイン)
遅めのヘドバンから…。
高速ヘドバンまでできます。
しかし、高速ヘドバンのやり過ぎで脳梗塞になったミュージシャンもいるので、やり過ぎには注意しましょう。
普通の赤べこと並べると大学進学のために東京に行って急に変わった息子みたいでいいですね。
動かしたら、ライブで前の方にいるやつと後ろのほうで軽くノッてるやつっぽくなりました。
ちなみに僕は恥ずかしいので後者です。
ヴォオ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛
最後にそれっぽい音楽に合わせてみた動画です。
ぜひご覧ください。