【紅白】星野源 歌詞変更での歌唱はNHKと協議の末か 字幕に感じた異変「偽りを拒絶した雰囲気」「悲しさを感じた」
「第75回NHK紅白歌合戦」(12月31日、NHKホール)
星野源が「ばらばら」を歌唱した際に、本来の歌詞を変更して歌ったことが話題となっている。
アコースティックギター1本での弾き語り。オリジナルでは「本物はあなた わたしは偽物」という歌詞を「本物はあなた わたしも本物」と変えて歌った。
12月23日には「地獄でなぜ悪い」を歌唱曲に発表した。しかし、同曲が、性加害疑惑が報じられている園子温監督の同名映画主題歌であるとネットで指摘され、紅白での歌唱を問題視する声が上がった。
そのため、NHKは26日に、アーティスト側と協議した上で、歌唱曲を「ばらばら」に変更すると発表した。
この日は、歌唱前に15秒ほど沈黙の時間があり、司会の有吉弘行や伊藤沙莉とのやりとりも淡泊なものだった。その上で歌詞変更。テレビ放映の際に掲出された歌詞も、変更後の歌詞となっていることから、ネットではNHKと事前にすりあわせたもので、アドリブではなく、予定通りの変更と理解する声が多かった。
その上で「本物らしさを強調し、偽りを拒絶し、緊張した雰囲気と冷たい視線が感情の激しさを増した」「悲しさを感じた」などと、歌唱の際の星野のいつもとは違った鬼気迫る雰囲気を感じ取る声が上がった。
歌唱後にはニッポン放送「オールナイトニッポン」に出演。「ばらばら」をオンエアする際には、リスナーからのメッセージに涙ぐむ場面もあった。