流山グリーンチェーン戦略
1．グリーンチェーン認定の申請について
2. 流山グリーンチェーン戦略とは
つくばエクスプレス沿線整備の5つの区域内及び市内全域の流山市開発指導等要綱に規定する開発事業で、個々の開発事業における「緑の価値」づくりの取組みを支援し、その取組みを連鎖させることで、緑豊かな街全体の環境価値を創造するものです。
3. 流山グリーンチェーン戦略の7つの指標
共通の指標に基づいて個々の事業が展開・実施されることによって、街中に緑の連鎖（グリーンチェーン）が生まれ、街の緑が周辺の森の緑とつながりあう豊かな環境が創造されることを目指したものです。
そして、個々での取り組みが連鎖することで、その価値は、個人的な枠組みを超えて、街全体の価値を高め、その影響が社会的な利益にまで及ぶことを目指しています。
グリーンチェーンの7つの指標
指標1 道路表面の温度上昇抑制
接道部に高木を植えることにより道路表面に樹木による影をつくり、道路表面の温度が上がるのを抑制します。
指標2 敷地間通風の確保
敷地の境界を風が通るもの（生垣等）にすることで、敷地内の風通しを良くします。
指標3 道路面からの放射熱侵入抑制
道路と敷地の境界に生垣状の植栽をつくり、道路からの放射熱が敷地内に入るのを抑制します。
指標4 敷地内地表面及び建物外壁の温度上昇抑制
敷地内の緑化により、敷地内の地表面の温度の上昇を抑制します。
指標5 排熱とCO2排出の抑制
省エネ型の設備機器を設置することで、CO2の排出を抑制すると共に機器からの廃熱も抑制し、ヒートアイランド現象の緩和をはかります。
指標6 住戸断熱性能の確保
住戸の断熱性能を高くし、外気から室内への熱の伝導を抑制します。
指標7 住戸内通風の確保
住戸内のパブリックスペース（リビング等）において2方向以上に窓を設置し、住戸内の風通しを良くします。
4. グリーンチェーン認定基準
指標の考え方を基に、流山市の気候条件・土地条件などを考慮し、「流山市グリーンチェーン認定基準」を設定しました。認定基準は、 戸建住宅（単独） 戸建住宅（街区） 集合住宅 商業・業務 その他の施設 に分類されています。
詳細は手引書をご確認ください。
5.グリーンチェーン認定取得のメリット
1.資産価値の向上
東京大学大学院 工学系研究科 都市工学専攻 浅見教授らの調査により、グリーンチェーン認定を取得したマンションでは、認定を受けるためにかけるコスト以上の便益効果（中古販売価格の向上）が証明されました。
2.剪定枝（せんていし）の処分費が免除に
「グリーンチェーン剪定枝持込用認定書（※）」をお持ちの方は、認定を受けた物件の樹木の管理で発生した剪定枝（せんていし）を森のまちエコセンターへ持ち込んでいただくと、処分費が免除となります。
（※）グリーンチェーン認定を受けている物件に発行します。
3.生垣を設置する際の補助金の限度額がアップ
グリーンチェーン認定を取得することで、生垣設置の限度額がアップします。生垣設置に関する補助金を受けるには条件があります。
4.認定物件を購入する際の住宅ローンの金利を割引
グリーンチェーン認定を受けた物件を購入する際は、市内の金融機関（JAとうかつ中央、千葉銀行、千葉興業銀行、京葉銀行、常陽銀行）の金利の割引を受けることができます。詳細はそれぞれの金融機関にお問い合わせいただき、ご検討下さい。
6. グリーンチェーン認定一覧
これまでにグリーンチェーン認定を受けた事業の一覧表（令和4年3月31日現在）
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