クリストファー・ノーラン、全米監督組合の新会長に選出「キャリアにおける最大の名誉」

映画『ダークナイト』シリーズや『オッペンハイマー』などの監督で知られるクリストファー・ノーランが、全米監督組合(DGA)の新会長に選出された。現地時間20日、組合の公式サイトで発表された。
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ノーラン監督は、DGAが隔年で開催する全国党大会において、1万9,500人以上の組合員を代表する会長に満場一致で選出された、キャリア絶頂期の一流監督が、組合のトップに立つのは極めて稀な事例。新会長に就任したノーラン監督は、2期にわたり会長を務めたレスリー・リンカ・グラッターの後任として、さまざまな課題に取り組んでいくことになる。
ノーラン監督は、DGAの公式サイトで声明を発表。会長就任にあたり、以下のように述べている。
「全米監督組合の会長に選出されることは、私のキャリアにおける最大の名誉の一つです。現在、私たちの業界は大きな変革の真っ只中にあります。組合員のみなさんがこの責務を私に託してくださったことに感謝します。過去4年間にわたり、指導力を発揮されたグラッター前会長にも心から感謝しています。彼女や新しく選出された理事会と協力し、組合員のために重要な創造的・経済的保護を実現していくことを楽しみにしています」
『オッペンハイマー』(2023)でアカデミー賞作品賞を含む7冠に輝いたノーラン監督の次回作は、古代ギリシャの詩人ホメロスによる英雄叙事詩に基づくアクション超大作『オデュッセイア』。マット・デイモンを主演に迎え、トム・ホランド、ゼンデイヤ、アン・ハサウェイ、ルピタ・ニョンゴ、ロバート・パティンソン、シャーリーズ・セロン、ジョン・バーンサルら主役級キャストが脇を固める。2026年日本公開予定。(編集部・倉本拓弥)