本文へ移動

朝妻湊の港町として機能か 県立大学生ら水中探索、米原市など「朝妻沖湖底遺跡」分布調査

2023年8月22日 05時05分 (8月22日 12時56分更新)
琵琶湖の中から拾い上げた遺物を調べる中川さん(右)ら=米原市朝妻筑摩で

琵琶湖の中から拾い上げた遺物を調べる中川さん(右)ら=米原市朝妻筑摩で

  • 琵琶湖の中から拾い上げた遺物を調べる中川さん(右)ら=米原市朝妻筑摩で
  • 沖合五メートルに沈んでいた山茶わん。平安時代末ごろのものと考えられるという=米原市朝妻筑摩の琵琶湖沖合で(中川さん提供)
 米原市朝妻筑摩の琵琶湖沖合にある「朝妻沖湖底遺跡」について、市は昨年から県立大(彦根市)、愛知県豊橋市美術博物館職員の中川永(ひさし)さん(35)と連携し、調査を進めている。古代-中世に栄えた朝妻湊跡と隣接していたとみられる遺跡も港町として機能した集落だったと考えられるため、調査は長く流通の要だった朝妻湊の姿の解明につながると期待される。(形田怜央菜)
 本年度は十九~二十一日、遺跡南側の範囲を特定するための分布調査をした。中川さんや、県立大で考古学を学ぶ学生ら約十人が参加した。中川さんの指示で学生らが水中へ潜り、陶磁器の破片などの遺物を探し、遺跡と考えられる範囲を絞っていった。...

この記事は会員限定です。
紙の新聞の定期購読者の方は、無料で会員登録できます。

中日プラスに登録すると
中日新聞電子版が利用できる
会員向け記事が読み放題
各種メールマガジンで最新情報をお届け

※紙の新聞とは、中日新聞朝刊・北陸中日新聞朝刊・日刊県民福井です。

よくある質問はこちら

関連キーワード

おすすめ情報

滋賀の新着

記事一覧