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【石川】「津波の怖さ頭に」「豪雨で完全に諦め」 6集落で集団移転検討 珠洲、輪島、能登 住民 協議やアンケート

2025年1月5日 05時05分 (1月5日 10時58分更新)
津波で自宅が全壊した宮本千鶴雄さん。高台への移転を希望している=石川県能登町白丸で(潟沼義樹撮影)

津波で自宅が全壊した宮本千鶴雄さん。高台への移転を希望している=石川県能登町白丸で(潟沼義樹撮影)

  • 津波で自宅が全壊した宮本千鶴雄さん。高台への移転を希望している=石川県能登町白丸で(潟沼義樹撮影)
 能登半島地震や記録的豪雨に昨年見舞われた石川県能登地方で、少なくとも6カ所の集落で一部住民が別の場所にまとまって移る集団移転を検討している。土砂崩れで孤立したり、津波被害があったりしたところが多く、これから住民に意向を確認する地区もある。過疎や高齢化で共助も難しくなる能登で、より安全に暮らそうとする模索が続く。 (猿渡健留、脇阪憲、井上靖史)
 主に住民の安全確保を目的に集団移転を検討しているかどうか調べたところ、珠洲市、輪島市、能登町で模索する動きがあった。
 「地震の時に実際に津波が来た。やはり津波は怖いなと住民の頭の隅に残っている」。能登半島のほぼ先端に位置する珠洲市三崎町寺家地区。区長の...

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