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「たくさん夢に出てきてほしいな」手紙に込めた愛と誓い 妻子4人失った男性、1年ぶりの珠洲で見つけた「家族の記憶」

2025年1月3日 05時05分 (1月3日 10時57分更新)

地震後に初めて、家族が犠牲になった妻はる香さんの実家を訪れた大間圭介さん。家族で乗っていた車を見つけて涙を流した=1日、石川県珠洲市仁江町で(潟沼義樹撮影)

 能登半島地震で石川県珠洲市仁江町にある妻の実家が土砂崩れに巻き込まれ、妻子ら9人を亡くした石川県警公安課の警部大間(おおま)圭介さん(42)が1日、地震後初めて被災現場を訪れた。花束や菓子を手向け「ただいま。ありがとう。ごめんね」と心の中でつぶやいた。地震から1年に合わせ、家族に宛てた手紙には「みんなのいない人生は本当に辛(つら)いものです」とつづった。 
 薄茶色の土や木がうず高く積まれ、妻の実家が埋まったままの海沿いの現場。地震以来足が向かなかった圭介さんが1日午前10時半、花束を手に訪れた。「明るい家庭だったから」と選んだのはピンクや水色の花。妻子4人が見つかった場所に手向け、子どもたち...

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