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刃物のまち・関で「古式日本刀鍛錬打ち初め式」 玉鋼たたき激しく火花

2025年1月2日 19時56分 (1月2日 20時03分更新)
 刃物のまちとして知られる岐阜県関市の関鍛冶伝承館で2日、刀匠たちが今年の作業の無事と盛業を祈る「古式日本刀鍛錬打ち初め式」があった。

勢いよく火花を飛び散らせながら玉鋼を打つ刀匠=2日、岐阜県関市の関鍛冶伝承館で

 神事に続き、白装束に烏帽子(えぼし)姿の刀匠が軟鉄を槌(つち)で打って採火し、火床(ほど)に火を入れた。日本刀の原料となる玉鋼を最高1500度まで熱して「カン、カン、カン」と槌で交互にたたき、平たく延ばすと火花が激しく散った。約90人の観覧客がカメラを構え、刀匠の技に見入った。
 関伝日本刀鍛錬技術保存会刀匠部会長の26代藤原兼房さん(46)は「海外からの観光客が年々増えている。日本刀の魅力をさらに知ってもらえる1年にしたい」と語った。

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