日本と台湾の交流の枠を超えたビールと器の共同プロジェクト
日本×臺灣 陶藝與啤酒的跨界合作
「福虎添藝」は福島県の陶磁器産地大堀相馬焼と台湾の有名なクラフトビールの臺虎精釀(タイフーブルーイング)のコラボレーションプロジェクトです。 東日本大震災を経て復興しつつある大堀相馬焼の「二重構造」という独特の伝統技術と、臺虎精釀の醸造技術と晩酌文化、両国の「器×食」の飲食文化交流を通し、窯元と醸造のものづくり職人同士の技術の磨き、融合しながら、一年かけて商品を開発しました。 進化している大堀相馬焼は、臺虎精釀と出会い、共に日本と台湾の方々に新たな晩酌ライフスタイルを提案します。
來自福島縣陶器產地的大堀相馬燒與台灣知名精釀啤酒品牌臺虎精釀,透過「器物 x 食物 」的台日跨界合作。 東北大地震後再復興的大堀相馬燒,以傳統、獨有的「雙層構造」技術,與臺虎精釀的釀造、啜飲文化、職人們在陶藝與釀酒工藝之間的相互交流,並融入台灣與日本元素與技術,耗時近一年的共同製作。 「福虎添藝」是復興後不斷進化的大堀相馬焼透過這次與臺虎精釀的相遇,向日本、台灣提出跨越國界嶄新的晚酌生活提案。
PROJECT MOVIE
JAPAN / FUKUSHIMA
大堀相馬焼
OBORISOMAYAKI
WHAT
大堀相馬焼とは
關於大堀相馬燒
福島県浪江町大堀地区に伝わる「大堀相馬焼」は、江戸時代に始まり300年以上の歴史を持つ伝統的工芸品です。貫入(ひび割れ) 、二重焼き、駒の絵などの特徴を有し、町民はもちろん地域のみなさまに広く親しまれてきました。2011年3月の東日本大震災と原発事故により23軒あった窯元はすべて町外へ避難を余儀なくされましたが、現段階で11軒の窯元は各地で窯の再興を果たしています。
福島縣浪江町大堀地區代代相傳的大堀相馬燒,擁有青色開片、雙層構造、奔騰左馬的三大特色。發源於江戶時代擁有300年以上的歷史,是深受當地人廣泛喜愛的傳統工藝品。在2011年日本311大地震後,受到災情影響,該地區23個窯場被迫遷;目前已有11家窯場陸續在不同地區重啟窯業。
WHAT
4つの窯元紹介
四間合作窯廠介紹
今回は代表する4つの窯元と組み、コラボレーションプロジェクトを行なっています。
這次與其中代表的四家窯場,進行跨界合作。
01.あさか野窯
ASAKANO pottery
浪江町で先祖代々の家業として受け継ぎ16代目。長い伝統の中で、移住を余儀なくされ郡山へ移し“あさか野焼”と名付け初代窯主として作陶を再開する。伝統の技術と屋根瓦の産地である郡山の土で新しい作品を手がけられる。
繼承浪江町家業代代相傳的第16代。在被迫移居到郡山時便以「あさか野焼」的名義創造成為第一代主重啟窯業。繼承傳統的技術,融合應用生產瓦片為產地的郡山土壤創作新風格的作品。
02.陶徳窯
SUETOKU pottery
福島県双葉郡浪江町で300年以上続いてきた窯元「陶徳(すえとく)代表・陶正徳」 現在は郡山市で事業を再開。「陶」という名前で代々続いてきた大堀相馬焼の技術を受け継ぐことと、伝統を活かしつつアレンジし、今の時代にあった作品を伝えていく。
過去在福島縣双葉郡浪江町持續300年以上的窯元「陶徳窯」,現在於福島縣郡山市重新展開窯業。現代窯主陶正徳,以「陶」的姓氏代代相傳,繼承大堀相馬焼的技術,並將傳統技術活用轉化,創作出與時俱進創造符合現代生活的作品。
03.いかりや商店
IKARIYA pottery
浪江町で13代目続いた窯主。震災後、白河市に移転し新しい土地で作陶を再開する。大量生産ではない大堀相馬焼の魅力を伝えるために、県外や若い人のインターンを受け入れ伝統技術が途切れないよう伝播する役目を自ら担う。
浪江町第13代的窯主。東北大地震後移居到白河市重啟窯業,傳遞相馬燒的傳統技術、傳達非大量生產、全手工製作大堀相馬焼的陶藝魅力為使命,積極培育縣內縣外的年輕人才。
04.近徳 京月窯
KYOGETSU pottery
今から300有余年前の元禄年間に「陶工7人衆」の一人として陶芸の道に慎み、後の大堀相馬焼の礎を築き上げた京月窯。現在まで受け継がれ、第15代目の窯主を初の女性窯主として継承。女性の視点ならではの生活に密着した「遊び心」を作品に取り入れる。
京月窯是距今300年前的元禄年間,以「陶工7人衆」中的一員,致力於陶藝發展,也為此後大堀相馬燒奠定基礎。現在第15代窯主的近藤京子繼承,身為京月窯的首位女性窯主,傳承過去的技術,並將陶藝與生活結合,作品中融入生活中不可或缺的「玩心」,以女性的視點奠定自我風格。
福虎添藝 BEER TUMBLER
互いに高め合い未来へ突き進む様子を表現
以表現雙方切磋琢磨,虎猛馬躍,共同迎向未來的意念
大堀相馬焼の困難に立ち向かい常に進化し続けていこうと駆け抜ける姿勢。臺虎精釀のブランドコンセプトである新しい文化を積極的に取り入れようとする前向きな姿勢。そんな大堀相馬焼と臺虎精釀、相互の姿勢と文化を理解し合い、尊重し合う様子をカップを通してユーザーの方々に少しでも感じていただけるように、各窯元の想いが込められた究極のビアタンブラーが出来上がりました。
面對困難、不斷與時俱進的大堀相馬燒、與在品牌理念中積極與新的文化合作的臺虎精釀,此兩品牌互相尊重理解彼此文化進行的聯名合作。透過各窯元的職人精細手工的製作,讓使用者透過這次的聯名酒杯體會大堀相馬燒與臺虎精釀的精神。
「走り駒」と「虎」を釉薬で表現
以釉色、紋路詮釋「奔馳的馬」與「虎」
4つのカップそれぞれに、大堀相馬焼の象徴である「走り駒(立髪)」と臺虎精釀の象徴である「虎(縞模様)」が、共に未来へ駆け抜けていく様子を各窯元の個性的な釉薬の塗りで表現されています。
四個杯子的設計,都包含大堀相馬燒的象徵「奔馳的馬(鬃毛)」與臺虎精釀的象徵「虎(條紋圖案)」,杯子的外觀,則由窯場各自使用其獨有的釉色詮釋,寓含共同奔向未來的意義。
二重構造で美味しさを保つ
維持美味的雙層結構
カップはどれも共通して大堀相馬焼の特徴の一つである「二重構造」に。二重構造は保温効果をもたらすため、長い時間ビールを美味しい状態に保ちます。
酒杯的構造,皆使用大堀相馬燒一大特徵 「雙層結構」所製作。 雙層結構提供保冷保溫效果,使啤酒保持更長時間的美味。
香りを引き立たせるフォルム
凸顯香氣的造形
臺虎精釀のロゴマークでも使用されている瓢箪(ひょうたん)型の独特なフォルムに。常に触れていたくなるような丸みを帯びたフォルムは、ビールが注がれる内形でも採用し、クラフトビールには欠かせない「香り」をより際立たせます。
外形的設計,使用臺虎精釀的葫蘆造型為發想,圓潤外觀的形狀討人喜愛,內部的圓弧形狀,倒入啤酒時更能凸顯精釀啤酒不可或缺的香氣。
INTERVIEW MOVIE
TAIWAN
臺虎精釀
TAIHU BREWING
WHAT
臺虎精釀(タイフーブルーイング)とは
關於臺虎精釀
臺虎精釀(タイフーブルーイング)は、クラフトビールを愛する若者たちによって2013年に設立されました。ローカル文化が織りなすクリエイティビティを通じて世界と繋がり、アジアのクラフトビールのルネサンスを起こしている台湾発のクラフトビールブランドです。情熱的でエネルギッシュなタイフーチームは、常識に挑戦し続け、ビールの多様な味わいを大胆で活気に満ちた魅力的な見た目で表現するとともに、様々な分野で一緒に探求する仲間を求め、想像を実現させることをモットーとしています。 ブランド傘下の体験スペース「啜飲室(ツォインス)」では、期待以上のサービスや上質な料理とビールを提供し、快適でユニークなティスティング体験をもたらしています。 現在、台湾に留まらず、アモイや東京・神楽坂にも進出しています。
創立於2013年,以在地創意與國際接軌,引領亞洲精釀啤酒文藝復興的台灣品牌。苛求啤酒品質、專注品飲體驗,臺虎要讓啤酒重新被定義。 充滿熱情與活力的臺虎團隊,秉持著不斷挑戰常規的精神,將多變的啤酒風味以大膽鮮豔吸引人的包裝設計呈現,也在各個領域中找尋一同冒險的夥伴,一起跳脫常規,將想像化為現實。 旗下擁有「釀酒廠」與多樣貌的精釀啤酒體驗空間「啜飲室」,致力於提供超乎期待的服務及高品質的酒款及餐點,用心營造舒適獨特的品飲經驗,踏出台灣,陸續在中國廈門、日本東京拓展臺虎啜飲室的據點,讓更多人能感受到臺虎酒款豐富多變的面貌。 持續挑戰自我與看似不可能的創意,只為實踐臺虎 #不甘無聊 的信念
福虎添藝 CRAFT BEER
福島県の日本酒の醸造とビールの醸造を掛け合わせたクラフトビール
以福島縣清酒為靈感,融合清酒與啤酒釀造的酒款
臺虎精釀によって、福島県の日本酒をイメージし、日本酒造りで欠かせない麹菌を使用した新たなクラフトビール が完成しました。台湾の最高級米・池上米と日本酒米麹を使用し、100%自然発酵でさわやかな香りのビールに。ラベルは、各窯元のビアタンブラーの釉薬を表現し、日本や福島らしさを取り入れたデザインに仕上げました。 進化を続ける大堀相馬焼は、臺⻁精釀と出会い、共に日本と台湾の方々へ新たな晩酌ライフスタイルを提案します。国を超えて完成した器とクラフトビールの新たなペアリングをお楽しみください。
福島縣是日本清酒重鎮,臺虎精釀以的日本清酒為靈感,並使用釀造清酒不可或缺的米麴完成這次的聯名酒款。原料使用上特別以台灣最優質的池上米,與日本清酒、米麴入酒,百分百天然發酵,釀造出這款爽口又具多層次香韻的酒款。酒標特別以這次聯名酒杯的釉色為底,呈現具有日本、福島特色的設計。
※台湾では、2/25(金)発売ですが、日本では輸入の関係上、4月上旬の発売予定です。
※關於聯名酒款的販售,台灣預計為2/25(五)開始,日本預計為四月上旬開始。
台湾・台東で有名な「池上米」と、日本で日本酒に欠かせない
「米麹」と「日本酒米」をブレンド。
融合台灣台東的「池上米」與日本清酒不可或缺的「米麹」「日本酒米」
国境を越えたコラボのため、両国の要素を取り入れた日本酒風味のクラフトビール
展現跨國合作特別融入兩國元素的清酒風格精釀啤酒
何度も試作を重ねて完成した至極の一杯。
多重挑戰集大成於一杯
INTERVIEW MOVIE
FUHUTENI
PROJECT TEAM
INFORMATION
ふくしまみらいチャレンジプロジェクト
FUKUSHIMA MIRAI CHALLENGE PROJECT
現在、福島県では、まだ避難指示等の対象である市町村が残る中、多くの被災事業者が帰還、または移転しての事業再開に努めていらっしゃいます。 「ふくしまみらいチャレンジプロジェクト」は、相双エリアの12市町村の事業社様を対象に、販路拡大を中心として事業の再興、経済的な自立・自走への取り組みを支援していくプロジェクトです。 事業者間のマッチングを行うために商談会を開催、当プロジェクトの販路開拓メンバーが支援事業者の商品情報を個別のバイヤーへ紹介、専門コンサルタントを派遣し自社商品の改良・開発しテスト販売等の販路開拓に関わる様々なプログラムをご用意し支援を行っております。 流通・飲食を中心に、本プロジェクトの趣旨にご賛同いただいた企業様のご協力を得て、店頭でのテスト販売、イベント・フェアの開催、地域の産品を使用した新商品や新メニューの共同開発など、12市町村の事業社様や地域の皆様とともに、地域の将来につながる新しい価値の創出を目指す取り組みを行うとともに、地域の将来を想い、果敢に挑戦する事業者の皆様の姿を取材し、広く地域や社会にPRしてまいります。
福島縣現階段仍有少數鄉鎮處於避難疏散狀態中,但多數已返回家鄉或搬遷至新的地方重新開始事業。FUKUSHIMA MIRAI CHALLENGE PROJECT是支援相雙地區12個市鎮的企業重建企業,協助企業經濟自立,擴大事業的通路等的復興計劃。進行許多商業媒合活動促使企業間合作,結合通路與企業,介紹買家、派遣專家進行改良與開發等各種支援計劃。主要以食品的流通為中心,與12個城市鄉鎮的公司及當地居民一起合作,提供各種店舖空間媒合,協助販售、活動、使用地方特色商品的新菜單的開發等,為地區的未來創造新價值。
本田屋本店有限会社
大正時代に「青果問屋」として創業したルーツを持つ「本田屋本店」は、農業と食の分野を中心に、伝統工芸やファッションなどのモノづくりに関する商品開発から、旅館ホテルや飲食店など、ライフスタイル全般に関わるプロデュースを多数手がけています。 全国各市町村への地域戦略や都市のブランディング、産業活性化などのアドバイスをはじめ、その地域に根ざし事業を営む地域企業と共に、SDGsやSociety5.0の実現に向けた地域の未来づくりをサポートしています。
「本田屋本店」可以追溯到大正時代,以水果和蔬菜批發商創業。至今活動廣泛,從農業和食品領域的產品開發、傳統工藝和時尚,到飯店、餐館等其他與生活相關的事業企劃。為日本各地的城市城鎮提供地方策略、城市品牌和產業振興等各方面的建議,並與當地企業合作,創造城市鄉鎮的未來,實現可持續發展的SDGs和Society5.0等目標。
有限会社セメントプロデュースデザイン
CEMENT PRODUCE DESIGN LTD.
大阪・東京を拠点に、幅広い分野でクリエイティブワークをこなす、グラフィックデザイン事務所としてスタートしました。主に、商業施設の広告プロモーションや企業のWEBデザイン、パッケージやプロダクトのデザイン等を手掛けています。もう一つの自社事業として「みんなの地域産業協業活動」に取り組んでいます。地場産業との協業を軸に、未来へ続く地盤を形成し、日本の商業がより良い循環になることを目指して「考動」しています。デザイン業が途切れることのない仕組みを作り、日本で9割を占める中小企業が生きていけるミチを、これからも模索・提案し続けます。近年積極的に海外と取り組み、デザインとプロデュースで日本を更に強くすることを目指す。
以大阪・東京・京都為據點,從平面設計公司起家從事各種設計創新整合的設計事務所。 主要以商業設施的廣告文宣、企業的網頁設計、包裝設計、產品設計等各種設計活動。不只設計有形的商品,更與日本各地地方產業為軸心一起開發,從企劃到通路,打造未來永續的地方設計。 至今累積600家以上中小企業與職人合作。持續透過日本各地商品開發seminar與更多有需求的中小企業接軌,從單一工場的自有品牌開發、產地內的異業結合、跨越產地的合作到整體產地的PRODUCE。 近年積極與海外合作,以PRODUCE創造更多可能性。
台湾デザイン研究院
TAIWAN DESIGN RESEARCH INSTITUTE
2004年にデザイン振興組織「台湾デザインセンター」として設立され、2020年より「台湾デザイン研究院(Taiwan Design Research Institute)」へと改称されました。台北を拠点に、人材育成、企業のデザイン導入、企業とクリエイターとのマッチング、販路開拓、デザインによる国際交流など、モノのデザインからコトのデザインまで、幅広くプロジェクトを展開しています。
台灣設計研究院為台灣的設計振興機關,其前身為成立於2004年的「台灣創意設計中心」,後於2020年改名為「台灣設計研究院(Taiwan Design Research Institute)」。總部設於台北,負責各種設計推廣事業,如人才培育、促進企業導入設計、設計人力資源開發、企業與設計師的媒合對接、設計拓商、透過設計進行國際交流等,從事到物,展開多樣化的振興專案。