森友学園の籠池泰典理事長の記者会見が3月23日夜、日本外国特派員協会で開かれた。特派員たちからは「安倍首相や昭恵夫人が口利きをしたのか」という点に質問が集中した。

籠池氏は、FAXが送られてきた頃から国有地取得にかかわる手続きの決定スピードが速まったと述べた。

「安倍首相の口利きはあったのか」。核心をつく質問には「ないでしょ」とあっさり否定した。

籠池氏は「忖度は悪いことではない」と語る。忖度="Reading between the lines(行間を読む)"と会見中に何度も出てきたが、外国人記者にとっては聞き慣れない表現で混乱していた。

一方、「寄付金100万円」の授受をめぐって安倍首相と主張が食い違うことについて、複雑な感情を表す場面もあった。

さらに、証人喚問されたことを「異常事態」と表現。恨み節も出た。
