森友学園をめぐる数々の疑惑。国会への参考人招致をめぐって、与野党が対立する中、籠池泰典理事長がYouTubeに動画をアップし、批判に反論した。

「マスコミはどうしてあれだけ嘘を捏造するんでしょうか。私みたいな一個人、一民間人を袋叩きにしている状況はどうも解せません」
籠池氏は、国有地売買について「正当な手続きを経て定期借地契約から購入に至った。なんら疑義はありません」と主張。
「口利きをしてもらったこともありません。そのときの風が吹いて、いま私どもの土地になっていると確信しています」と疑惑を否定した。
国と大阪府に提出した学校建築費の書類の金額に齟齬がある点は「いろいろわからないことや不手際も人間だからありました」とも弁明した。
「国土交通省の補助金ですけど、はじめに(建築費を)高めに設定してあとで調整しようという設計士の考え方だった。私は先に工事をしてつくらないといけない。あとで調整しないといけない」
「いま3本の契約書だとかなんか言われていますけれど、私学審議会に出したものが本来のもの。他のものは付随的にすぎないというと語弊があるが、それぞれのところに落ち着きどころがある」
複数の国会議員が籠池氏との関係性を否定したことについては「よく存じ上げている方もいらっしゃる」と反論した。

最も怒りを見せたのは、大阪府が小学校の設置不認可に言及していることだ。「認可をいただかないと大変なことになる。私どもも大阪府に賠償請求せないかんようになる。子どもさんも路頭に迷う」

「私がやらなきゃ誰がやるという話。しっかりと初等教育を受けた人を育成しないと日本はだめになる、危ういと思ったから、手を挙げてやっている」
現状を「籠池潰し、尻尾切り」と表現。「日本国のためにがんばっているのだから、やめてほしい」と訴えた。
「園にマスコミが毎日押しかけ」ている、子どもたちが「ビクビクしている」様子についても言及。
「表現や放送の自由は基本的人権を超越するんですか。日本は民主主義、法治国家なんです」と再び憤っている。
「この学校は日本民族にとって必要な学校であります」
