DeNA、WELQに続き8メディアを非公開に MERYのみ継続、理由は?

    WELQ非公開化から2日

    DeNAは12月1日、キュレーションメディアプラットフォーム事業(DeNAパレット)で、WELQに続き、MERYを除く8つのメディアを同日18時に非公開化すると発表した。再開のめどはついていないという。

    内部調査の結果、WELQ、iemo、Find Travel、cuta、UpIn、CAFY、JOOY、GOIN、PUULに関して、マニュアルやライターへの指示などにおいて、他サイトからの文言の転用を推奨していると捉えられかねない点があったという。

    同社代表取締役社長兼CEOの守安功氏は、「私自身、モラルに反していないという考えを持つことができませんでした」「ユーザーの皆様をはじめ、広告主様、提携パートナー様、その他多くの方々に対して、これほどまでに大きなご迷惑をおかけしてしまった」と謝罪。

    経営責任を明確にするために、月額報酬の30%を6ヶ月間減額するとしている。

    MERYは問題ナシ?

    MERYには過去に、WELQと同様に「”死”以外はなんでも癒す」としてブラックシードを勧める記事が載っていたが、現在は非表示にされている。

    内部調査の結果、MERYには問題はなかったのか。

    DeNA広報部はBuzzFeed Newsの取材に対し、MERYは他の9メディアとは異なる体制を敷いており、前述した「マニュアルやライターへの指示などにおいて、他サイトからの文言の転用を推奨していると捉えられかねない点」は見つからなかったと回答した。

    守安氏はMERYについて、TechCrunch(Japan)のインタビュー記事で、「(前略)組織が違うこともあり、運営ポリシー、記事の作り方も我々とは異なります。代表の中川(ペロリ代表取締役の中川綾太郎氏)にも問題がないことを確認しており、基本的には非公開措置はとらず、現状の運営方法でやっていってもらえればと思っています」と語っている。