11月22日5時59分、福島県沖を震源とする地震があった。TwitterなどのSNSで共有される情報には、今回もデマが紛れている。
たとえば、こちら。
7時41分、「津波やべええええええ!!!!」という文言とともに投稿されたこの写真。(当該ツイートは14時までに、投稿者によって削除された。)
実際には、東日本大震災時に撮影された福島第2原発1号機南側の様子だ。東京電力の提供写真として、過去に毎日新聞や日経新聞などに掲載されている。
災害時には、こうした過去の写真を使ったデマや、情報源の示されていない「憶測」「うわさ」が多く出回る。
4月に発生した熊本地震の際には、「動物園からライオンが放たれた」というデマが流れた。この情報を流した男性は、後に熊本県警に偽計業務妨害の疑いで逮捕されている。「冗談だった」では済まされないのだ。
情報の正確性を確かめるために
SNSで目にした情報が正しいかどうかを判断するには、どうすべきか。
まずは、それが信頼できる情報源(行政、公共機関、報道機関など)に基づいたものかを確かめるとよい。
またTwitterであれば、情報を発信したアカウントが、普段どのような投稿をしているかを確かめることも判断の助けになる。
根拠のない情報は鵜呑みにせず、拡散しないことが大切だ。
更新
当該ツイートが削除されたことを追記しました。