
電源が完全にOFFの場合…「ご利用になれません」




ワンタッチで便利な『モバイルSuica』。改札を入ったのに、移動中にスマートフォンの充電がなくなりそう…と心配になった経験はありませんか?「改札を出る前に端末の電源が切れた場合」の対応をJR東日本が公式サイトのQ&Aで解説しています。
鉄道の運賃支払いや買い物などで、ワンタッチで利用できる『Suica』。スマートフォンでも利用できるサービス『モバイルSuica』を利用している方も多いのではないでしょうか。
『モバイルSuica』を利用して電車に乗ったのに、移動中にスマートフォンの電源が切れてしまったら……気をつけていても起こりうるトラブル、対処方法を知っていれば安心ですよね。
『モバイルSuica』サービスを提供しているJR東日本は、公式サイトの「Q&A」で「改札を出る前に端末の電源が切れました」という問い合わせに回答。今回は公式サイトに掲載されている情報をもとに、スマートフォンの電源が切れてしまった場合の対応についてご紹介します。
「改札を出る前に端末の電源が切れました」という問いに対し、公式サイトでは以下のように回答しています。
「端末の電源がOFF又は完全に消耗された状態ではご利用になれません」
スマートフォンが電池切れになってしまった場合、『モバイルSuica』は利用できないとのこと。
移動中など、改札を出る前に端末が使えなくなってしまった場合は、駅の改札係員に申し出た上で、以下の対応をするよう促しています。
「①乗車駅からの運賃を現金で精算」
「②後に端末の電源をONにした状態で、改札係員へ再度お申し出の上、改札入場時のデータを消去」
また、スマートフォンの電源切れはSuicaの不具合によるものではないため、「定期券が利用ができなかった」などの理由で負担となった運賃の返金や補償はしないことが明記されています。
予備電力機能が付いているスマートフォンなどの場合、充電が必要な状態であっても、一定時間Suicaのみ利用することは可能なんだとか。しかし、スマートフォンの電源をOFFにしてしまうと、この機能も使えなくなるそうです。
また、公式サイトでは、一度電池切れになってしまったスマートフォンを「再充電できた場合」の対応についても以下のように記載しています。
「なお、改札を出る前(移動中)に電池が切れても、再充電して電源をONにすれば、改札入場の記録は残っておりますので、そのまま自動改札をお通りください」
スマートフォンが電池切れになった上に再充電する手段もない場合、駅員さんに申し出て現金精算を行うなど、段階を踏んで対応する必要がありそうです。利用される方は知っておくと安心かもしれません。