散水ノズルが壊れちゃった時に、代用できる植物が話題です。
タイ在住のTomokiさん(@TomokiSANDO)が、実際に植物で代用した様子をTwitterに投稿したところ、3万2千を超えるリツイートと15万近い「いいね」が集まりました。
リプライ欄では「知らなかった!」「素晴らしい発想ですね」など、称賛の声が寄せられています。
BuzzFeedは投稿者さんにお話を聞きました。
Tomokiさんは、幼い頃からどんぐりや松ぼっくりを集めるなど、植物に興味を持ちながら成長しました。
どこにいても植物ばかり見てしまうため、大学の友人には「明るい植物オタク」とあだ名がつけられたんですって。
そんな植物好きが興じて、ついには軽井沢で木の実を販売する知人とともに、「世界の不思議な木の実図鑑」という本を出版するまでになりました。
「種から発芽して身動きが取れない植物ですが、その環境に適応しようと巧みな工夫が凝らされていて、見ていて飽きないばかりか、そんな植物同士の関係性や生き方から学ぶことがたくさんあります」
現在は、タイ人のパートナーとの結婚を機にタイに移住しました。
「工場管理者として働く傍ら、余暇は日本とは全く違う動植物の暮らすタイで目新しいものを探して日々自然観察に勤しんでいます」
そして今回、そんな観察の日々の中で、蓮の葉が散水ノズルになることを発見します。
ハスの葉を細かく切っていた時に、葉脈部分にも大きな通気孔が開いていることに気が付いたんだとか。
「それが茎の通気孔と繋がっていたので、茎から水を入れれば、葉から水が出るのではと考えました」
そこで、お子さんたちと遊びも兼ねて実験してみることに。
はじめのうちは、葉の縁を切らずに水を入れた結果、水は葉先から出てきませんでした。
そのため、葉の縁を切り取る工夫を施すと、投稿された動画のように綺麗な仕上がりになったのだそう。
蓮の葉には、中心に向かうほど葉脈が太くなるという特徴があり、水やりの際に便利な機能が使えることも発見しました。
「縁から1-2センチ切っただけだと細かいシャワーに、さらに5-10センチ切ると動画のような太いシャワーになり使い分けもできました」
ここで気になってくるのが、実際に散水ノズルとしての使い心地ですよね。
Tomokiさん曰く、「生モノなので耐久性に問題はありますが、30分ぐらいなら問題なく使えました」とのこと。
最後に、寄せられた大きな反響をどのように受け止めているのか聞いてみました。
「みんな知っている身近な植物でも、まだまだ知らないことが隠れているということに驚きを感じ、より多くの人に植物に興味を持っていただけるきっかけになったのではないかと思い、嬉しく思っています」
皆さんも、ノズルが壊れてしまったときの代用法として試してみてはいかがですか?