イヤイヤ期に入った子どもの「怒りのしずめ方」を描いた漫画が話題です。
2歳のお子さんを持つもしこぴさん(@moshikopi)がTwitterに投稿したところ、3千近いリツイートと1万2千を超える「いいね」が集まりました。
リプライ欄でも、「言葉をかけるって大事ですね」「自分で気が付けるって本当に素晴らしい!」など、共感やお子さんの成長を褒める声が寄せられています。
BuzzFeedは、投稿者さんにお話を聞きました。
もしこぴさんは、仕事の傍ら、趣味として育児漫画をTwitterに投稿しています。
過去には、イヤイヤ期に入ったお子さんとの接し方を描いた漫画も反響を呼びました。
そして今回、そんなお子さんのある成長を描きました。
2人目のお子さんを授かり、つわりが始まったもしこぴさん。それと同時に、絶賛イヤイヤ期のお子さんは怒りの気持ちが抑えきれないようになりました....。
その中で、お父さんが「気持ちを切り替えに行こう」と、お子さんに提案します。
「いつか子どもが大きくなったときに読んでほしいなと思って描きました。人生には、どうしようもない怒りや悲しみに襲われることがありますが、その感情自体を否定することよりも、自分で気持ちを切り替えられることの方がずっと大事だと思っています」
「でも、それは常々意識していないと本当に難しく、苦しみの渦中でうまくできるとは限りません。そんなときに、『2歳のときに父とこんな方法で気持ちを切り替えていたんだ』と思い出すことが、少しでも励ましや自信につながったらいいなと思いました」
漫画を描いた理由について、こう話すもしこぴさん。
初めのうちは、リフレッシュ出来たことを報告できるように。さらには、自ら気持ちの入れ替えをしたいと言い出せるようになったお子さんの成長は、どのように受け止めているのでしょうか。
「泣きながら『気持ちの切り替え行く』と言ったときは驚きました。今までも報告してくれることはあったのですが、あくまでも泣き止んだ後のことです。どうしても泣き叫んでいる最中はパニック状態で何も考えていないように見えてしまいますが、本当は何とか気持ちを整理しようと、子どもなりに戦っているのだと気づきました」
「子どもの葛藤を知ると、親としても寛容になれるので、『気持ちの切り替え』という言葉を教えてよかったなと思いました(まだまだ道のりは長いですが…)」
反響には....
今回の漫画は、育児に関わる親からのほか、大人になった今でも参考になるといったコメントも多数寄せられました。
もしこぴさんは、こうした反響を共感の声が多く嬉しかったと受け止めます。
それと同時にこんな思いを持っています。
「特に『気持ちの切り替えは大人でも難しい』という意見が多く、改めて自分も子どもに学ばないといけないな、と思いました。人によって気持ちを切り替える方法は違いますし、年齢や環境によっても変わると思うので、なるべくいろんな手段を持っておき、場面に応じて使い分けできるようになるといいのかなと思います。私にとって絵や漫画を描くことはその手段の1つなので、大事にしていきたいです」
パートナーの支えも
漫画を投稿した一連のツイートは、パートナーであるお父さんからの支えに感謝しているという言葉で結ばれています。
体調が優れない、子育てで行き詰まってしまっている...。
そんな育児に関する悩みを持つ人とそのパートナーへ、最後にメッセージをお願いしました。
「ちょうど妊娠初期で体調が悪くイヤイヤを受け止める余裕がなかったので、夫が外に連れ出してくれている間は、私にとっても貴重な休息時間になりました。少しの間でも物理的に離れると気持ちがリセットされ、子どもに余計なことを言わなくて済みます」
「必ずしも外に行かなくても、窓越しに空を見たり、違う部屋に行ったりするだけでも気分転換になるので、育児中でパートナーが困難な状況にある方は、子どもの『気持ちの切り替え』担当になってあげると喜ばれるのでは…と思います」