大阪・豊中市の土地取引での疑惑に揺れる森友学園が運営する「塚本幼稚園」。この顧問弁護士を稲田朋美防衛相が務めていたという話を本人が否定した一方、稲田氏の夫だったという新しい証言が出てきた。
顧問弁護士を稲田防衛相が務めていたとの情報の根拠は、「保守の会」の松山昭彦会長のFacebookへの書き込みだった。
BuzzFeed Newsが稲田事務所に事実確認をしたところ、6日夜、FAXで「私が弁護士時代に森友学園の顧問だったということもありませんし、相談を受けたこともありません」との回答があった。
松山会長も自身のFacebookで「訂正」を投稿。「顧問弁護士だったのは稲田先生の旦那さんの方でした」としている。
稲田防衛相の「旦那さん」が顧問弁護士だったという、新証言だ。稲田防衛相の夫・龍示氏はBuzzFeed Newsの取材に「あるとかないとかを含めて、答えられない」と答えている。
龍示氏は「いろんなところから問い合わせがある」といいつつ、こう話した。
「一般論として弁護士には守秘義務があります。(顧問弁護士だったことが)あるとかないとかも含めてお答えできない。何か答えることによってトラブルになることもあるので、ご容赦いただきたい」