森友学園の土地交渉をめぐる、財務省の「決裁文書書き換え疑惑」
さらに3月10日。「週明けにも財務省が書き換えを認める方針」と共同通信などが報じたことで、潮目は変わった。
読売新聞「事態収束 見通せず」
毎日新聞「佐川氏 指示か」
日経新聞「書き換え疑惑深まる」
東京新聞「行政が国民欺く行為」
産経新聞「改竄ではなく訂正」
朝日新聞「首相 『財務省が全力を』」
こうして読み比べると、記事の書き方が大きく異なっていることがわかる。
日経新聞の慎重な書きぶりが印象的だ。その日経と、読売新聞が朝日の報道を引用し、変更箇所を伝えているのもめずらしい。
毎日新聞、東京新聞は批判を強めている。なかでも署名解説を入れている東京は、かなり強く一連の問題を批判している。
特報を重ねてきた朝日新聞の冷静さも際立つが、コメントの引用が中心の産経新聞の「改竄ではなく訂正」という見出しは他紙にはないトーン。問題に対するスタンスがよく伝わってくる。
いずれの新聞も「麻生財務相の責任が争点になりうる」という見方に違いはない。3月12日以降、問題はどう動いていくのか。注目される。
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