北海道で起きた最大震度7の地震をめぐり、「4時間で携帯電話が使えなくなる」という情報がネット上で拡散している。
広がっているのは、以下の定型文だ。Twitterを中心に、LINEやFacebookなどのSNSを通じて拡散されている。
⚠️拡散希望⚠️
NTTの方からの情報です。
只今道内全域で停電しているため電波塔にも電気がいかない状況なので携帯電話もあと4時間程度したら使えなくなる可能性がでてきたそうです。
なるべく1人で行動せず家族や仲間、友人などと共に複数で安全な場所に避難して下さい。
拡散されているものの中でも早い時間帯、午前8時半ごろに投稿されたツイートは、すでに3000以上リツイートされている。
「携帯が4時間後に使えなくなる」は誤りだ。NTTドコモは「そのような事実はない」と否定した。
BuzzFeed Newsの取材に対し、NTTドコモ北海道支社の担当者は「すでに20件以上の問い合わせをいただいているが、4時間でつながらなくなるという情報は、弊社の方で公表していない」と答えた。
役場や消防署などの「主要拠点」の基地局にはバッテリーがあり、電力供給がなくなっても24時間は使うことができるという。
一方で、そのほかの拠点は電力供給の影響を受けてしまう。今回の地震では停電も各地で相次いでいるため、つながりにくくなっている地域が多数存在するという。
そうした地域の情報および復旧情報はホームページ上で公開されている。備えが大切なのは、間違いない。
災害時は、曖昧な情報やデマが拡散されやすい。
一部表現を修正しました。