民進党の枝野幸男代表代行は10月2日夕、新党「立憲民主党」の立ち上げを発表した。希望の党との合流を唱えた前原誠司代表との間で、民進党は分裂した。
民進党の支持母体であり、全国に組織を広げる日本労働組合総連合会(連合)は、どちらを支持するのかが最大の焦点だ。
枝野氏は会見に先立ち、この日午前に連合本部を訪れ、神津里季生会長と会って新党への協力を求めていた。会見直後の囲み取材では、支援を得られたかどうか、言葉を濁していた。
しかし、夕方の記者会見では一転して「ご理解いただけるものと確信している」「支援していただけるものと理解している」と断言した。
連合の神津会長は9月29日に民進党の前原代表と会談した後、希望の党が民進党出身者のうち、誰を合流させるか選別していることに不快感をあらわにし、「基本的には全員が公認されるべき」と話していた。