ムラー特別検察官、ホワイトハウスに政権資料提出求める=米報道

Robert Mueller

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画像説明, ムラー検察官はホワイトハウスに、ロシア疑惑捜査が対象とする13分野を説明したとされる

昨年の米大統領選におけるロシア介入疑惑をめぐる捜査で、ロバート・ムラー特別検察官はホワイトハウスに、ドナルド・トランプ米大統領就任後の資料提出を求めたという。複数の米メディアが20日夜に伝えた。

米紙ニューヨーク・タイムズと同ワシントン・ポストはそれぞれ、トランプ氏が今年2月に国家安全保障問題担当の補佐官だったマイケル・フリン氏を解任した経緯の書類を、特別検察官が求めていると伝えた。さらに報道によると、ムラー検察官は、昨年6月にトランプ氏の長男がロシア人弁護士と面会した件についても、証拠提出を求めているという。

報道によると、ムラー検察官はホワイトハウスに、自分のロシア疑惑捜査が対象とする13分野の概要を説明した。

トランプ氏は、自分の側近たちが大統領選においてロシア政府と共謀したという指摘について、「フェイクニュース」だと反論し続けている。

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ムラー氏はさらに、トランプ氏が5月にホワイトハウスの大統領執務室でロシアのセルゲイ・ラブロフ外相やセルゲイ・キスリャク駐米大使に、連邦捜査局(FBI)の「頭のおかしい」ジェイムズ・コーミー長官を前日に解任したおかげで、自分にのしかかっていた「ものすごい圧力」が解消されたと話した件についても、調べているとされる。

ニューヨーク・タイムズ紙によると、トランプ氏のロシア疑惑関連を担当するタイ・コッブ弁護士は、ムラー検察官の事務所に、今週中にもいくつかの資料を提出すると回答したという。

コッブ弁護士は、「特別検察官との会話内容や、特定の要請内容についてコメントできない」と声明を出している。

昨年8月までトランプ陣営の選対委員長だったポール・マナフォート氏は、FBIの盗聴捜査対象だったと報道されている

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画像説明, 昨年8月までトランプ陣営の選対委員長だったポール・マナフォート氏は、FBIの盗聴捜査対象だったと報道されている

ワシントン・ポストによると、ムラー特別検察官はホワイトハウスに、昨年8月までトランプ陣営の選対委員長だったポール・マナフォート氏に関するメールや書類の提出も求めている。

ムラー氏の報道担当ピーター・カー氏は、ロイター通信の取材に対しコメントを控えるとした。

マナフォート氏は昨年8月、親ロシア派のウクライナ政党とのつながりを問題視され、トランプ陣営を去った。

そのマナフォート氏について、米CNNと米CBSニュースは19日、FBIがロシア政府との関係をめぐりマナフォート氏を盗聴捜査していたと伝えた。

FBIは今年7月末、ワシントン郊外にあるマナフォート氏の自宅を家宅捜索している。同氏が寝室で横になっている間に、捜査員が玄関の鍵をこじあけたとされている。

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ロシア政府がハッカーなどを使い、昨年の大統領選の結果を左右しようとしたとされる疑惑について、米司法省と上下両院の複数の委員会が調べている。

ロシア政府はこの疑惑をまともに取り合っていない。

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(英語記事 Special counsel Robert Mueller seeks Trump presidency records)