職場で誰かを精神的に追い詰めたり、足をひっぱったりする人が、「だけど仕事はできるから」と許されてしまうことがあります。そういう人は果たして「仕事ができている」のか――。そんな問いを突きつけられた経験があるデザイン会社「btrax,Inc.」CEOのブランドン・片山・ヒルさんに話を聞きました。

悩んだ末の解雇

 米国と日本を拠点に会社を経営しています。かつて、米国で重要なポジションにある従業員数人を解雇しました。「仕事はできる」から、半年間悩んだ末の結論でした。

 彼らはとても攻撃的でした。「自分こそが一番高い給料をもらうべきだ」「あの人は仕事ができない」と自己主張が強かったり利己的だったりしました。攻撃性は僕にも向いた。周りのスタッフにヒアリングすると、彼らのことをよく思っていない人が多かった。

「仕事もできていない」のか

 ヒアリングの中で、あるスタッ…

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