年末年始はギャンブルで小遣い稼ぎでも——そんな読者も多いだろう。そこで24年に登場した〝スゴ腕ギャンブラー〞をプレイバック。プロ野球OBからグラドルまで、回収率がグ〜ンとアップする「名言」6選をお届けしよう。
「穴なら穴で、それが来る理由を考えて買い目を絞りたい」(内山信二)
年間約8000レースの舟券を購入し、大の穴党としても知られる内山君。「配信番組で予想を発表して爆笑が起きるのは僕くらい」と笑うが、それだけに的中させた時の破壊力はハンパではない!
その舟券戦術は、ただいたずらに高配当の組み合わせを購入するのではなく、まくり切れる選手がいるのか否かなど、自身の理論に基づいて展開をじっくりと予想。そして買い目を絞ってバシッと当てた時には、
「汚い話ですけど、脳汁だけじゃなくて、体から全部の液体が出るんじゃないかと思うぐらい興奮する」
ギャンブラーたるもの、一度はそんな絶頂を経験してみたいものだ。
「競馬は『当たりすぎると負ける』と思っている」(山本昌)
まるで禅問答のようだが、常に真剣勝負のプロ野球界で勝ち星を量産した昌さんならではの、勝利の真髄が詰まった言葉である。
「結局、人気馬を中心に買って3回に1回当たったとしても、投資金額の3倍の配当になることはあまりなかった。どうしたら勝てるのか考えた末、的中率にこだわらず、5回に1回しか当たらなくても、配当が投資金額の10倍ぐらいになるレースを狙っていけば勝てることがわかった。それからは年間の回収率がグッと上がりましたね」
的中率にこだわりすぎると儲けるのが難しい、ということで、現在は荒れそうなレースを選んで、穴馬を軸にした3連単マルチで勝負しているという。
ちなみに穴馬を選ぶ基準は「芝やダート替わりで人気を落としている」「前走で大きな不利を受けていた」「馬場状態が影響して近走の成績が悪い」などだそうだ。
本命党の人でも、昌さんのようにレースを見極めて勝負する作戦は、参考になるだろう。
「パチスロも目的としては、旅行に行くのと全然、変わりません」(空気階段・鈴木もぐら)
当連載でパチンコ・パチスロ好きの芸能人に話を聞いたところ、ほぼ全員に共通していたのが「台から放たれる光や音が好きで、一番脳汁が出る」という意見だった。
鈴木氏は特に沖スロ系を好んで打っており、
「『島唄』シリーズのパトランプなんて、日常生活であんなに奇妙な音を出して光るものはない。パチンコ店でしか体験できないんですよ。普段、見られない景色が見られて、その上、お金が増える可能性もある。それがパチンコ・パチスロの素晴らしいところです」
つい勝ち負けだけにこだわってしまいがちだが、金額の多寡はあくまでもオマケ。ギャンブルとはいえ「遊び心」を忘れてはいけない、ということだ。
「『ギャンブル用口座』がゼロになれば、その月は終わり」(葉月あや)
資金管理の重要性を唱えるのは、意外や意外、大胆な水着姿で人気のボートレース愛好グラドル・葉月さん。毎月自分で決めた金額を入金し、残高がなくなればその月の購入は終了。逆に月末に入金分より多く口座に残っていたら、超過分を元の口座に戻すというから徹底している。
「もともと負けが込むとアツくなるから、うまく自分をコントロールしようと思って始めました」
そうした自制心により、近年では年間回収率300%超えを記録した年もあるという。
この他にも「人間や馬よりも機械の方がわかりやすい」「3連単でも最大120通り。ギャンブルは単純な方がいい」など、6艇ならではの当てやすさや楽しみ方など、自分なりに確立させている。
「立ち止まって、世間が買いたい逆をいく」(守永真彩)
その心は、みんなが買わない=配当が高いから。特に地方競馬では、馬複(馬連)より枠複(枠連)の方が高配当になるケースがあるなど、買い方しだいで中央競馬よりもオイシイ配当を手にすることが少なくないという。
さらに馬券の種類にも鋭く言及する。
「どうしても点数が多くなりがちな3連単より、同じ資金で厚く賭けることも可能な3連複が有効です」
このインタビュー後、試しに「3連複2頭軸総流し」でいくつか勝負したところ、1レース約1500円で万馬券が連続的中したというおいしい思いを体験することができた。
中央に地方と購入レース数がかさんでしまうムキは、3連複の流し馬券を検討してみてはいかがか。
「この冬は『P大海5スペシャル』で食っていける」(マンション久保田)
パチンコ好き有名人のレジェンド的存在の久保田氏。台を選ぶ際に最も重視するのは釘だが、
「難しく考えなくて大丈夫。今の機種は釘が少なくなったし、ヘソが他の台と比べて大きく開いているかどうかを見るだけでもいいんです。もし回りが悪かったら『ここに打て』って矢印のマークが書いてあるところだけじゃなくて、ストロークに強弱をつけるなどの工夫することで、回りがよくなることもある」
さらにこの冬のオススメ機種として「P大海物語5スペシャル」(三洋)を挙げる。
「ここ数年で一番の注目機種ですよ。他の機種と比べてヘソの賞球が3個と多いから、玉持ちがかなりいい。それに確変終了後の時短中に再び通常絵柄を引くと、200回転の時短がついてくる新システムが加わった。ホール側は客付きのいい海シリーズは長く使いたいだろうから、当然、釘も甘くなると思うよ」
年末年始に打つ機種で迷った際は「P大海5スペシャル」のシマをのぞいてみるのも手だ。