スポーツ

渡辺恒雄98歳の死で一気に動く球界再編「巨人・松井秀喜監督、16球団構想、セ指名打者制」

 これで今後、様々な業界が地殻変動を起こす可能性が出てきた。読売新聞グループ本社の代表取締役主筆だった渡辺恒雄氏が12月19日午前2時、肺炎のため東京都内の病院で死去したのだ。98歳だった。

 渡辺氏は1950年に読売新聞に入社後、ワシントン支局長、政治部長などを歴任。1991年に代表取締役社長、主筆に就任した。読売新聞によると、11月末までは定期的に出社していたが、12月に入ってから体調を崩していた。メディア関係者が言う。

「スポーツ、政治、経済と、ジャンルを跨いで豊富な人脈があったと同時に、多大な影響を持つ人物でした」

 渡辺氏が読売ジャイアンツの球団オーナーに就任したのは1996年。特に大きな影響を及ぼしたのは、2004年の球界再編問題だった。

 プロ野球選手会が球団削減に対してストライキを起こし、徹底抗戦。渡辺氏との直接会談を求めた選手会の古田敦也会長に言い放ったのが、

「分をわきまえなきゃいかんよ。たかが選手が。たかがといっても、立派な選手もいるけどね。オーナーと対等に話をするなんて協約上、根拠はひとつもない」

 この高飛車な物言いが、世間から大バッシングを受けることになった。

「この時は世論を味方につけた選手会が勝利したが、今後はどうなるかわかりませんよ」

 と語るのは球界OBである。

「メジャーリーグ移籍以降は疎遠になっていた松井秀喜氏の巨人監督就任、プロ野球16球団拡大構想、セ・リーグの指名打者制など、止まっていた事案が一気に動く可能性がある」

 大物不在となったプロ野球界の行方から目が離せないのである。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<中年太り>神経細胞のアンテナが縮むことが原因!?

    加齢に伴い気になるのが「中年太り(加齢性肥満)」。基礎代謝の低下で、体脂肪が蓄積されやすくなるのだ。高血圧や糖尿病、動脈硬化などの生活習慣病に結びつく可能性も高くなるため注意が必要だ。最近、この中年太りのメカニズムを名古屋大学などの研究グル…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<巻き爪>乾燥による爪の変形で歩行困難になる恐れも

    爪は健康状態を示すバロメーターでもある。爪に横線が入っている、爪の表面の凹凸が目立つようになった─。特に乾燥した冬の時期は爪のトラブルに注意が必要だ。爪の約90%の成分はケラチン。これは細胞骨格を作るタンパク質だ。他には、10%の水分と脂質…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

注目キーワード

人気記事

1
巨人「田中将大を獲る」阿部慎之助監督が語った「理由」がなんだかおかしくないか
2
「巨人・田中将大」誕生で上原浩治が疑問視する「阿部慎之助×桑田真澄」チーム方針の齟齬
3
番組出演本数が減少の一途…オードリーの影が薄くなった「使い勝手」問題
4
畑山隆則が緊急直言!井上尚弥の対戦相手に「この2人以外は誰とやっても消化試合」
5
九里亜蓮FA流出余波「新井カープは人的補償を使えない」悩ましい理由