野ざらし荘に行ってみないかと誘われた。
長靴下のピッピが住んでいた、
「ごたごた荘」を思い出した。
・古い家を自分たちで改装した場所で
・ご飯を出していて
・ギャラリー開催中で
・横須賀にある
事前に知り得たのはそのくらい。
まあいいか。行ってみよう。
何もなくても、何か面白いことの一つくらいはあるだろう。
ということで、京急線に乗る。
くるりが言うところの「赤い電車」だ。
総武線に比べて、随分と座席がふかふか。
本を読むのに心地が良かった。
...
野ざらし荘は、普通の家を改装してできた食堂兼ギャラリー兼おうち。
築50年の住まいを古民家と表現するには少々抵抗がある。
僕も50歳になる借家で暮らしている。
横須賀の潮風の影響か、
色あせた壁には味わいがある。
縁側。
ハーブが無造作に干されていた。
急な雨がやってきて、そそくさ中に取り込まれていた。
長靴下のピッピが住んでいた、
「ごたごた荘」を思い出した。
・古い家を自分たちで改装した場所で
・ご飯を出していて
・ギャラリー開催中で
・横須賀にある
事前に知り得たのはそのくらい。
まあいいか。行ってみよう。
何もなくても、何か面白いことの一つくらいはあるだろう。
ということで、京急線に乗る。
くるりが言うところの「赤い電車」だ。
総武線に比べて、随分と座席がふかふか。
本を読むのに心地が良かった。
...
野ざらし荘は、普通の家を改装してできた食堂兼ギャラリー兼おうち。
築50年の住まいを古民家と表現するには少々抵抗がある。
僕も50歳になる借家で暮らしている。
横須賀の潮風の影響か、
色あせた壁には味わいがある。
縁側。
ハーブが無造作に干されていた。
急な雨がやってきて、そそくさ中に取り込まれていた。
入ってすぐのキッチン。
手作りの棚には、色々なものが漬けられた瓶がずらり。
奥で料理をしているのが、オーナーの一人ナナコさん。
大っぴらに宣伝はせず、
知っている人が好きな時に来て、好きなだけくつろいでほしい。
そのような印象を受けた。
さまざまな人が訪れていたが、
みんな自由にしゃべったり、ゆっくり過ごしていた。
やさい。
料理は一種類だけ。
あとは飲み物。
せっかくだから食べていこう。
こんな感じ。
もう一人のオーナーの個展が開かれている。
什器は古い桐のたんす。
飾られているのは彼女の10年以上の足跡。
昔ながらの畳の部屋が居心地よい。
絵がいっぱい飾られていて、不思議な空間。
「この床の間で写真を撮ると、神秘的な感じになるんだよ」
と言ってモデルになってくれたのが、もう一人のオーナーであり、展示をしている作家のトモさん。
これも彼女の作品で、精霊だそう。
まるでおばあちゃんちのように、皆でご飯を食べる。
ゆっくりだけれど、あっという間に時間が過ぎていった。
外に出ると、爽やかな青空を見ることができた。
横須賀っぽい景色なんだろうなと思った。
近くの神社に寄ったら、猫がいた。
横須賀のねこはクールだ。
野ざらし荘は、とてもゆっくり時間の流れる場所だった。
今日もまた、ふらっと立ち寄った誰かが時間を忘れてのんびり過ごしていくのだろう。
野ざらし荘
■住所 神奈川県横須賀市坂本町1-48
■営業 日中はおそらくオープン
■アクセス 京急線汐入駅より徒歩15分(坂道あり)
■詳しくはFacebookページにて
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