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なんで今、川崎ブレイブサンダースを応援しているんだろう

スポーツ観戦というものは酒のアテだとしか思っていなかった自分が、唐突にバスケ観戦にのめり込み始めた頃。

スポーツ観戦が好きでBリーグのこともある程度知っている人に「どこのチームが好きなの?」と聞かれ「川崎ブレイブサンダース」と答えたら「なんだ、そんな強いチーム応援してるのか」と言われた。すぐさま「別に強いから応援してるわけじゃなくて、偶然見始めて好きになったのが川崎だったんですよ!」と返した。

ただ、そう返したものの、心の中で「本当は、自分は強い川崎だから応援してるのかもしれない…?」と、当時ほんわりとした疑問は湧き出た。何故なら川崎は強かったから。強くない川崎というものが想像できなかった。


その答えを、今なら出せるかもしれない。


バスケ観戦に対する想いの変化

前段の質問を投げかけてきたのは、きやすい関係の慣れ親しんだ人で、応援しがいがある方がいいだろうという酒の場でのやり取りである、という補足を一応いれておく。

バスケ観戦の楽しさを教えてくれたのは篠山竜青選手のDFなのだが、当時、いまほどファンだったかといえば、決してそうではなかった。しかしバスケをしっかり観るようになって数年、少しずつバスケに対する熱も、選手1人に対する熱も、チームに対する想いも変化していった。


気持ちと行動の変容をおおよそ辿ってみると……


クラフトビール目当てにとどろきアリーナに友人たちと飲みに行く

川崎の演出(IRISのパフォーマンスなど)が楽しくて、また行きたいとおもう

なんとなくつけていたテレビでやってたウィンターカップに出ていた米須くんが川崎に来るというのを見かけて、とどろき行こうと思う

シュート以外に楽しむポイントがわからなかったバスケの試合の楽しさを、篠山さんで知る

人の顔と名前を覚えるのが苦手すぎて、篠山さん含めて数人やっとわかるようになる。だんだん会場のてつさんのアナウンスの意味もわかるようになってくる

配信で見ていた試合を「現地で見たかったなぁ」と感じ、次のシーズンからはホームゲームは可能な限り行こうと決意する

オフシーズンにYouTubeを見て、選手たちの名前と顔と性格の雰囲気をなんとなく覚える

ホームゲームを見に行きまくって、改めて篠山さんのプレーやベンチでの鼓舞に感銘を受ける

写真を撮る技術がなかったのでイラストを描いて川崎の好きさを表現する

カメラを持ってって下手なりに好きな瞬間が撮れるようになる

好きな瞬間をたくさん現地で見たいと感じるようになって、さらに行く回数が増えてくる


こうして振り返ってみると、じんわりじんわりと自分のバスケ観戦への熱を育ててくれたのは、川崎ブレイブサンダースという「場」であったことは間違いないように思う。

ドキドキワクワクソワソワ詰め合わせハッピーセット

純粋にとどろきアリーナが歩いていける距離で地元で馴染み深い会場だったというのは、足を向ける要因として大きかったものの、対戦相手として様々なチームを見てきたし、バスケ観戦が楽しくなって他のチームの会場にも足を運んだが、なんだかんだ「川崎ブレイブサンダースが好きだな」と感じて通い続けてきたのは、エンタメとして複合的な魅力を感じたからに他ならない。

勝利というのは他で満たすことのできないエンタメの大きな一因ではあるものの、自分にとってそれが全てではないほどに、あまりにも魅力的なものをたくさん知ってしまった。

あなたに教えてもらったバスケの楽しさが今となっては100倍くらいに広がりました

全てではないけれど、欠けてはならないもの

  • 美味しいグルメやビールを会場で食べること
  • 川崎を通して知り合えた友達とチームの話で盛り上がること
  • かわいいマスコットのロウルを愛でること
  • いつも笑顔で迎えてくれるチア・IRISのパフォーマンスを眺めること
  • 普段の練習の様子や、試合前にアップしていた選手がコートで思い切り力を発揮していること
  • 自分がかっこいいと思った瞬間を写真や動画で残せること
  • どんな想いで戦ってるのかを知り、その想いがどういう形で試合に反映されているのかを見られること
  • 楽しかった記憶を絵として残せること
  • 人の顔を覚えるのが苦手な自分がやっと覚えたスタッフさんたち仕事ぶりをひっそり応援すること
  • 声を出して応援すること
  • 苦しいことをたくさん積み重ねて、かけがえのない勝利を掴むこと


バスケ観戦への熱を育ててくれた川崎ブレイブサンダースで、それまで知らなかった多くの楽しさを知ることができたので、それを大切にしたい、もっと楽しみたい、周りの人にも楽しんでほしいと、オタク気質の自分はすっかり川崎を中心としたバスケ布教したいオタクになってしまった。

そろそろロスコの銅像建てる??フォトスポットとしても大人気になりそう

あえて言葉にして残しておくと、だからこそ昨シーズン終わりのある人のできごとは、自分の大事に思っていたモノ・ヒト・コトを傷つけられた想いがして、とても悲しかった。同じように、いや自分以上に大事に想ってくれていると、思っていたかった。だから今でも悲しいと叫びたい気持ちはわかるし、叫ぶ気持ちは否定したくない。自分の場合は、ただ今は楽しみたいことだけを都合よく見て、楽しんでいきたい。これまで以上になんだったら楽しく楽しく楽しんでいきたい。

日々目まぐるしく新しい出来事があって楽しむ暇しかない

正直なところ、もし今の状態の川崎を応援し始めた当時の自分が見ていたら、興味が別のところに移っていた可能性がないとはいえない。それくらいに、今の川崎は決して強くはない。バスケ観戦という複合エンタメにおいて、勝利というのはエンタメの全てではないが、間違いなく欠けてはいけないものだろう。いやしかしまさかスポーツ観戦に微塵の興味も持っていなかった自分が、こんなことを思うようになるとは驚きでしかないが。

その欠けてはいけないものを満たすため、ただ一端の川崎ブレイブサンダースのオタクとして、ファンとして、ファミリーとして、全力で「勝ちにいこう」という気持ちを何より応援にのっけていきたい。

見れば見るたび、ぐんぐん成長していく若手メンバーの伸び代ったらね!

別に現地に見に行ってるから、アウェーに見に行ってるから、いい席に座ってるから、写真撮ってるから、絵を描いてるから、声を出してるから、以前から応援してるからすごいとかえらいとかは本当になんもなんもなく、1度も現地で試合を見たことがなくても、リモートでも、どこでもいつでも、勝利を望んで一緒に応援したい気持ちがあれば、まったく一緒の「川崎ブレイブサンダースを応援したい仲間」で、そういう人たちと共に、これからも思いきり、チームを応援していきたいと願ってる。共に戦っていきたい。

みんなで進めば怖くない

この記事は「川崎ブレイブサンダースサンダース【Be Brave】 Advent Calendar 2024」13日目です。
昨日はひかるさんの「沖縄アリーナで見届けた危機感との戦い」でした。
沖縄アリーナでの観戦の様子と素敵な写真、「応援したいと思えるチームを見られて良かった」という感想、共感しかありません…。辛かった越谷戦を乗り越えて沖縄のあの手強い会場で手強いチームとしっかり向き合って戦ったことを、また1つ私たちも自信にしていきたいですね。
明日は、いつも大変お世話になっているMEGさんの記事です。MEGさんのお誕生日であり、賢次さんのお誕生日でもある素敵な日!