万博向け感染症機関、大阪に設置 海外由来病原体も探知

2025年01月06日 17時46分

 国内外から来場者が見込まれる4月開幕の大阪・関西万博に向け、大阪府は6日、会場や府内での感染症流行を探知する「大阪・関西万博感染症情報解析センター」を設置すると発表した。新型コロナウイルスやインフルエンザに加え、海外から流入する病原体も警戒する狙いだ。14日に発足式を開く。

 府によると、センターでは万博会場内の救護施設を受診した来場者や、体調不良のスタッフに関する情報を収集し、感染症が疑われる事例を分析。府や各保健所が会場内など50カ所で蚊を捕獲し、デング熱を引き起こすデングウイルスなど蚊が媒介する病原体の検査結果も集約する。

 設置期間は11月末まで。

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