こんにちは、カピの塚です。 今週はTOMIX(トミックス)の2018年10~11月の予定品が発表されました。 大好評ご予約受付中ですが、その中でちょっと気になったのがNゲージのキハ40系500番代更新車五能線です。 そこで今日は五能線に関する備忘録的なブログを書かせていただきます。 ●JR キハ48-500形 ディーゼルカー (更新車・五能線) セット (2両セット) ●JR ディーゼルカー キハ40-500形 (更新車・五能線) (M) ●JR ディーゼルカー キハ40-500形 (更新車・五能線) (T) まずは今回の発表品。 カラーリングはクリーム色をベースに日本海の青をイメージした青帯が入った新しい五能線色です。 この模型は機関更新後で屋根上にクーラー機器が搭載されている姿となります。 片運転台のキハ48形は2両セットで、車体側面の雨樋は内蔵されている形態。 両運転台のキハ40形はM車とT車それぞれ単品で、車体側面の雨樋は外付けになっている形態。 五能線では列車によって長さが異なりますが、2両編成、3両編成、4両編成が組まれますので、模型でも2両セットと単品をお好みで組み合わせてお楽しみください。 なお、運用の都合で男鹿線色や“国鉄メーク”と案内している首都圏色(朱色5号単色塗り)と混結になる場合もあります。 ●JR キハ48-500形 ディーゼルカー (更新車・男鹿線) セット (2両セット) ●JR ディーゼルカー キハ40-500形 (男鹿線) (M) ●JR ディーゼルカー キハ40-500形 (更新車・男鹿線) (T) 男鹿線色は発売中ですので、合わせてご利用ください。 ●国鉄ディーゼルカー キハ40-500形 (M) ●国鉄ディーゼルカー キハ40-500形 (T) ●国鉄 キハ48-500形 ディーゼルカーセット (2両セット) ●国鉄ディーゼルカー キハ48-500形 (T) ●国鉄ディーゼルカー キハ48-1500形 (T) “国鉄メーク”こと首都圏色ですが現在の更新車仕様はまだ発売されていませんので参考までに国鉄時代の仕様をご紹介しておきます。 国鉄由来の気動車は編成の自由度高いのが特徴です。 同系列だけでなく他系列であっても性能が近い気動車であれば編成を組むことができます。 実車に倣って、模型でも車両の組み換えを再現していろいろ楽しみましょう。 五能線は秋田県と青森県を通るJR東日本の鉄道路線です。 奥羽本線の東能代駅から分かれて白神山地の西側、日本海沿いを経由して川部駅で再び奥羽本線と合流します。 風光明媚な景色の中を走りますし、白神山地は世界遺産にも登録されており、観光スポットとして注目を集めています。 そんな五能線には観光列車も運転されています。それが「リゾートしらかみ」です。 ●HB-E300系 「リゾートしらかみ」 (青池編成) (4両セット) ●HB-E300系 「リゾートしらかみ」 (橅(ぶな)編成) (4両セット) ハイブリッド気動車のHB-E300系「リゾートしらかみ」はKATO(カトー)から発売中です。 眺望を楽しめる大きな窓を備え、車体には美しいラッピングが施された軽快な車両です。 一方で、屋根上や床下に搭載された様々な機器類のゴチャゴチャ感との対比が面白いですね。 ●キハ48 リゾートしらかみ 登場時(青池編成) (4両セット) ●キハ48 リゾートしらかみ 青池編成 (3両セット) ●キハ48型 リゾートしらかみ・橅(ぶな)編成 登場時 (3両セット) ●キハ48 リゾートしらかみ くまげら編成 (3両セット) 先代の「リゾートしらかみ」はキハ48形の改造車でした。こちらはMICRO ACE(マイクロエース)から製品化されていましたが現在は全て売り切れです。 前面部分や大きな側面窓を見ると、種車の面影が感じられないほどの大改造が行われていますね。 ●JR DE10・50系 ノスタルジックビュートレインセット (5両セット) 更に遡って、「リゾートしらかみ」が登場する前は、「ノスタルジックビュートレイン」という観光列車が運行されていました。略してノスビュー。 DE10形機関車と50系客車により編成され、ともに黄色と茶色を上下に塗り分けて間に白帯を入れたデザインです。 晩年は客車の両端2両は窓を大きく改造し、沿線の景色が楽しめる展望車になっていました。このコンセプトは現在までの「リゾートしらかみ」に引き継がれていますね。 こちらも売り切れ品なので恐縮ですが、再生産されたときにはぜひコレクションに加えてみてください。 五能線の列車は線内で運転が完結するわけではなく、多くの列車が奥羽本線に直通しています。 よって五能線と密接な関係にある奥羽本線を行く名物的な列車も合わせてご紹介しておきたいと思います。 ●【限定品】 JR東日本 E001形 「TRAIN SUITE 四季島」 セット (10両セット) ●JR東日本 E001形 「TRAIN SUITE 四季島」 基本セット (基本・5両セット) ●JR東日本 E001形 「TRAIN SUITE 四季島」 増結セット (増結・5両セット) 豪華クルーズトレインの「TRAIN SUITE 四季島」には、五能線の「リゾートしらかみ」と組み合わせた観光コースがあります。 これはもう五能線と関係のある列車の一つといっても過言では有りません。 TOMIXの四季島は2018年11月予定品で時を同じくして今週から予約が始まりました。 複雑なデザインの車体形状、導光部が細い先頭部のヘッドライトなど、製品化の難易度の高い車両といえます。 装着済みの室内灯、密着型連結器を模した通電カプラー、キヤノンプレシジョン株式会社と共同開発の新型モーターなど、新機軸の採用も注目したいところです。 ●【特別企画品】 E001形 「TRAIN SUITE 四季島」 (10両セット) こちらは2017年末に発売されたKATOの四季島です。いよいよ残り在庫も僅かとなりました。 2社とも模型化の難易度が極めて高いであろう四季島にチャレンジしておりますので、ぜひ応援してください。 ●JR E26系 (カシオペア) 基本セットB (基本・6両セット) ●【特別企画品】 EF81-95+E26系 「カシオペアクルーズ」 基本セット (基本・4両セット) 「カシオペアクルーズ」「カシオペア紀行」も奥羽本線を走ります。 カシオペアクルーズ仕様のE26系もTOMIXとKATOの2社から模型化されています。 E26系客車は北海道新幹線の開業に伴う青函トンネル通過対応で一部の機器が更新されました。 こちらに挙げた2社のカシオペアのセットはその更新後の姿を再現しています。 ●【限定品】 JR 583系電車 (ありがとう583系) セット (6両セット) ●JR 583系電車 (JR東日本N1・N2編成・床下黒色) セット (6両セット) 人気の583系も秋田に残っていた最後の1編成が引退となりました。 この2つの車両セットはどちらも同じ編成をモデルにしていますが、「ありがとう583系」セットは2017年4月に行われた記念運転と展示会のときの姿、「N1・N2編成・床下黒色」セットは2016年1月以降から引退までの臨時列車で活躍中の姿、となっております。どちらもTOMIXのこだわりを感じるメモリアルなセットですね。 ともに在庫が残り僅かですのでお早めに。 その他に五能線や奥羽本線と関係がある車両です。 ●719系-0・秋田色 (4両セット) ●701系-0番台 秋田色 シングルアームパンタ・強化スカート (3両セット) 奥羽本線の普通列車はMICRO ACE(マイクロエース)から。 ●津軽鉄道 DD35 1 (冬姿) II (リニューアル品) ディーゼル機関車 (組み立てキット) ●津軽鉄道 DD35 2 (冬姿) II (リニューアル品) ディーゼル機関車 組立キット (組み立てキット) 五能線の五所川原駅から分かれる津軽鉄道のディーゼル機関車はワールド工芸から。 ●鉄道コレクション 弘南鉄道 キハ2100 (2両セット) ●【限定品】 弘南鉄道 キハ22形 (2両セット) 五能線の終点でもある奥羽本線の川部駅にかつて発着していた弘南鉄道黒石線。 TOMYTEC(トミーテック)の鉄コレと、TOMIXのキハ22が製品化されています。 五能線と奥羽本線について調べていきますと、各メーカーから両線に関係するNゲージ車両が多数製品化されていることが改めてわかりましたね。 五能線は前身となる二つの鉄道が繋がって成立した路線なのですが、秋田県側の最初の区間である官設鉄道能代線が開業してから2018年7月で110周年、青森県側の最初の区間である陸奥鉄道が開業してから2018年9月で100周年を迎えます。そんなダブルで節目の年となる2018年ですので、これを機に改めて五能線に注目してみてはいかがでしょうか。 担当:カピの塚