平素より百十四銀行をお引き立て賜り、誠にありがとうございます。
2024年4月1日に、第16代頭取に就任いたしました森 匡史でございます。「金利ある世界」に戻り、予断を許さない経営環境下ではありますが、全力で経営の舵取りを担う所存ですので、よろしくお願い申しあげます。
当行は2030年度のありたい姿である「長期ビジョン2030」を掲げ、第1フェーズとなる中期経営計画「創ろうイ・イ・ヨ♪」の実現に向けて取り組んでいますが、頭取就任にあたって私は、『応援の力』という言葉をスローガンとして打ち出し、その歩みをさらに加速させていきたいと考えています。
この『応援の力』という言葉には、お客さま、株主さま、役職員といったさまざまなステークホルダーの皆さまに支えていただきながら、創業以来、当行が長い時間をかけて積み上げてきた大切な経営資源を有効に活用し、お客さまや地域をしっかり「応援」していきたい、という意味を込めています。
中期経営計画では「総合コンサルティング・グループの進化」により、お客さまや地域の課題解決力を高めていくことをめざしていますが、当行が『応援の力』を十分に発揮していくためにも、その原動力である「役職員同士の応援する力」をしっかり伸ばしていきたいと考えています。
お客さまや地域を取り巻く環境に目を移しますと、ポストコロナ・ウィズコロナ時代に転換し、当行の営業基盤である香川県においても観光需要の回復や個人消費の拡大など明るい兆しが見られる一方で、人手不足や物価高騰、円安の進展など、解決すべき課題が多様化・複雑化してきていると感じています。
私の信条は福澤諭吉の言葉「進まざる者は必ず退き、退かざる者は必ず進む」であります。当行グループの先頭に立って、このような中でも『応援の力』をもって常に前に進んで行動し、ステークホルダーの皆さまのウェルビーイングの向上と、当行グループの企業価値の向上につとめてまいりたいと考えています。
皆さま方におかれましては、今後とも変わらぬお引き立て、ご愛顧を賜りますよう心よりお願い申しあげます。
取締役頭取