Googleアナリティクス(GA4)とGoogleアドセンスを連携して、各記事や広告ユニットごとのGoogleアドセンス収益を確認する方法があるのでご紹介します。
アドセンスの収益アップにはいろいろな方法がありますが、アドセンスの各種データをチェックして、高収益の記事を優先的にリライトすると、効率よくアドセンス収益を増やすことができます。
この記事ではGoogleアナリティクス(GA4)とアドセンスを連携させる手順や、各記事ごとのアドセンス収益の確認、各種データやグラフの表示方法をご紹介します。
また、2022年の時点ではGoogle Analytics4(GA4)とアドセンスは連携できませんでしたが、2023年6月頃から可能になっています。
ユニバーサルアナリティクス(UA)とアドセンスを連携させている方は、Google Analytics4(GA4)との連携に切り替えてください。
以下はGA4データの活用事例です。GA4からアドセンス収益のデータをチェックして、効果の低いMultiplex広告とページ内広告を停止しています。
参考記事 Multiplex広告は効果なし!? アドセンス収益をチェック
Googleアドセンスとアナリティクス(GA4)を連携する手順
では、Googleアナリティクス(GA4)とアドセンスを連携(リンク)させてみましょう。
まずはGoogleアドセンスのアカウントにログインして、左メニューの「アカウント」→「アクセスと認証」→「Google アナリティクスとの統合」に進みます。
「Googleアナリティクスリンクの管理」ページを開くと、以前に設定したユニバーサルアナリティクスのリンクが表示されています。
「新しいリンク」をクリックして、GA4のリンクを新たに作成します。
「Google アナリティクスの新しいリンクを作成」が開きました。
「このAdSenseアカウントをリンクするGoogleアナリティクスプロパティを選択してください。」と表示されるので、連携させるGA4プロパティを選んでください。
GA4プロパティを選択したら「リンクを作成」をクリックします。
これでアドセンスアカウントにGA4プロパティのリンクが作成されました。
Googleアナリティクスからアドセンス収益を確認する
Googleアドセンスとアナリティクスが連携されたので、アドセンス収益の各種データが確認できるようになりました。
なお、アドセンスのデータはすぐに表示されません。アナリティクスとアドセンスの連携が完了してから、データが蓄積されるまで24時間ほどかかる場合があります。
アナリティクスでアドセンス収益を確認する時は、1日以上時間をおいてください。
アナリティクスの「レポート」→「収益化」→「パブリッシャー広告」に進むと、アドセンス収益のデータを確認することができます。
アドセンス収益の期間とデータ項目
アドセンス収益の期間は右上の日付から変更します。開始日と終了日をカレンダーから選択するか、左のリストから期間を選んでください。
アドセンス収益のデータは以下の4種類で、ドロップダウンリストから選択します。
- 広告ユニット
- ページパスとスクリーン クラス
- 広告フォーマット
- 広告のソース
表示項目は3種で、期間中の折れ線グラフ、総計の棒グラフ、数値データ一覧が表示されます。
広告ユニットごとのアドセンス収益
最初の項目は広告ユニット別のアドセンス収益データです。配置場所やサイトごとに広告ユニットを作り分けている場合は、こちらのデータが参考になります。
記事ごとのアドセンス収益
次に記事ごとのアドセンス収益「ページパスとスクリーンクラス」です。どの記事が高い収益を上げているかが一目でわかります。
広告フォーマットごとのアドセンス収益
こちらは広告フォーマットごとのアドセンス収益です。
最近のアドセンスは広告の種類が増えており、自動広告を有効にすると、アンカー広告やページ切り替え時に表示されるインタースティシャル広告が表示されます。
広告フォーマットごとの収益を確認することで、収益の薄い広告を表示させないなどの対策が立てやすくなります。
あとは「広告のソース」という項目もありますが、通常は使用しません。
GA4のレポートでアドセンス収益を伸ばす
Googleアドセンスをウェブサイトやブログに設置すると、広告がクリックされるたびに収益を得ることができます。
ただし、アドセンス収益を伸ばすためには、クリック率などのデータを見て広告ユニットの設置場所を変えたり、ユニットの種類を変更して、アドセンスを最適化する必要があります。
GA4とアドセンスをリンクすると、アドセンスのデータをGA4のレポートや、データ探索ツールで利用できるようになります。
アドセンスのデータをダウンロードしてエクセルで分析したり、他の指標(トラフィックソースやユーザーの行動など)と組み合わせて分析すると、アドセンス広告の収益を最適化できます。
とはいえ、最近はアドセンスのレポートが改善されており、アドセンス側で各ページごとの収益を確認できるので、GA4とアドセンスを連携させる必要性は薄れています。
GA4は各種データを組み合わせて細かい分析ができるので、必要に応じてGoogleアドセンスとアナリティクス(GA4)を連携してみてください。
以下はGA4データの活用事例です。GA4からアドセンス収益のデータをチェックして、効果の低いMultiplex広告とページ内広告を停止しています。