CentOSインストール

Last-modified: 2014-02-16 (日) 08:53:42
最終更新:2014-02-16 (日) 08:53:42
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CentOS 6.5 インストール

CentOSは、商用OSとしての安定性と品質をの高さから評価が高いRedHatLinuxディストリビューションのクローンとして開発されており、品質と安定を求められる企業サーバとして人気が高い。

このため、

  • 商用RedHatクローンであるため安定性と信頼性は高い。
  • 運用ノウハウもRedHatをそのまま参考に出来ることが多く、ネットで情報を得やすい。
  • RedHatクローンのため新バージョン発表はRedHatから大きく遅れる。
  • 配布パッケージのバージョンが古いため最新アプリがそのままでは動かないことも多い。

等の特徴がある。

今回、会社の部内サーバをイントラ環境で構築することから、安定度と信頼度の高い「CentOS」にてサーバ構築を行う。


目的

CentOSを利用し、プレーンな環境のサーバをインストールする。

構築条件

構築機器

作成環境

OS    CentOS 6.5 64bit版

サーバ作成条件

サーバIP192.168.0.10/24
GatewayIP192.168.0.1/24
DNSIP192.168.0.1/24
ホスト名hogehogeServer
user   hogehoge
userpasswd    hogehogepass
作業ディレクトリ/home/hogehoge

手順記入ルール

  • コマンド行頭記号で 「$」はユーザ権限 「#」はスーパーユーザー権限 を表示
  • コマンドが長くなる場合は、行末に「\」を記述し複数行に記述。

ファイル入手

前準備

  • 入手したISOファイルを、DVDに焼いてインストールDVDを作成しておく。
  • VirtualVoxの場合は、ストレージのCD/DVDデバイスにISOファイルを直接マウントする。
    また、メモリは652MB以上確保しておく

インストール(前作業)

インストールDVDをセットした後、PCの電源を入れる。
DVD-ROMからのブート起動実施後、以下の手順を実施


1)「boot」画面

CentOS6_0.5-01.jpg
 → 「Install or upgrade an existing system」を選択し Enter を押下

2)Disc Found 画面

centos6.4-02.jpg
 → DVD正常性チェック 確認済みイメージ使用時は「SKIP」押下

3)「CentOS6」表示

centos6.4-03.jpg
 → 「Next」を押下

4)What language ~ 画面

centos6.4-04.jpg

  • 言語選択 「Japanese(日本語)」を選択
    → 「Next」を押下

5)キーボード選択

centos6.4-05.jpg

  • 日本語キーボード使用時は「日本語」選択、
    英語キーボード使用時は「英語(U.S.インターナショナル)」選択
    → 「次」を押下

6)パーティション設定

centos6.4-06.jpg

  • 「基本ストレージデバイス」を選択
    → 「次」を押下

7)ドライブ処理中エラー画面(初回のみ発生)

centos6.4-07.jpg

  • 「はい。含まれていません。~」を押下

8)ネットワークデバイス画面

centos6.4-08.jpg
 → 「ネットワークの設定」を押下

9)「ネットワークの接続」画面

centos6.4-09.jpg

  • 「System eth0」を選択
    → 「編集」を押下

10)インターフェースの編集設定

centos6.4-10.jpg

  • 「自動接続する」にチェックを入れる
    → 「IPv4セッティング」のタグを押下

11)インターフェースの編集設定

centos6.4-11.jpg

  • 「方式」を『手動』に変更
  • 「追加」釦を押し、「アドレス:192.168.0.10」「ネットマスク:24」「ゲートウェイ:192.168.0.1」を設定
  • 「DNSサーバー」に「アドレス:192.168.0.1」(DNS)を設定
    → 「適用」を押下

12)「ネットワーク接続」画面

centos6.4-12.jpg
→ 「閉じるを押下

13)ネットワーク設定画面

centos6.4-13.jpg

  • ホスト名に「hogehogeServer」と記述
    → 「次」を押下

14)地域選択

centos6.4-14.jpg

  • アジア/東京設定を確認
    → 「次」を押下

15)rootパスワード

centos6.4-15.jpg

  • rootユーザのパスワードを入力
    → 「次」を押下

16)インストールタイプ選択

centos6.4-16.jpg

  • 「すべての領域を使用する」をチェック
    → 「次」を押下

17)ストレージ設定の書き込み

centos6.4-17.jpg
→ 「変更をディスクに書き込む」を押下

18)パッケージ選択

centos6.4-18.jpg

  • 「Minimal」にチェック
  • 「今すぐカスタマイズする」にチェック
    → 「次」を押下

インストール(パッケージ選択)

各種アプリを導入するためのプラットフォームとして基本環境を構築する。
こちらを参考にインストールするパッケージを決定する

★今回は最小限インストール+Gnome(GUI画面)となる構築を進める。

ページ項目単体サーバ仮想化(KVM)
ホストOSゲストOS
High Availabllity全て
Load Balancer全て
Resillient Storage全て
Scalable Filesystem全て
Webサービス全て
アプリケーション全て
サーバー全て
システム管理全て
デスクトップX Window System
デスクトップ
グラフィカル管理ツール
上記以外
データベース全て
ベースシステム全て
仮想化仮想化
上記以外
言語日本語のサポート
開発全て

※以下単体サーバ構築時の設定例を示す

19)パッケージ選択 「High Avallabillity」

centos6.4-19.jpg

  • すべてのチェックを外す。

20)パッケージ選択 「Load Balancer」

centos6.4-20.jpg

  • すべてのチェックを外す。

21)パッケージ選択 「Resllient Storage」

centos6.4-21.jpg

  • すべてのチェックを外す。

22)パッケージ選択 「Scalable Filesystem」

centos6.4-22.jpg

  • すべてのチェックを外す。

23)パッケージ選択 「Webサービス」

centos6.4-23.jpg

  • 全てチェックを外す

24)パッケージ選択 「アプリケーション」

centos6.4-24.jpg

  • すべてのチェックを外す。

25)パッケージ選択 「サーバー」

centos6.4-25.jpg

  • すべてのチェックを外す。

26)パッケージ選択 「システム管理」

centos6.4-26.jpg

  • 全てチェックを外す

27)パッケージ選択 「デスクトップ」

centos6.4-27.jpg

  • 「X Window System」「グラフィカル管理ツール」「デスクトップ」をチェック
  • 「グラフィカル管理ツール」にカーソルを合わせ「追加パッケージ」をチェック
  • 「デスクトップ」にカーソルを合わせ「追加パッケージ」をクリック

27-a)「グラフィカル管理ツール」から不要パッケージを削除

centos6.4-27a.jpg

  • 「policycoreutils-gui-~」にチェックを入れる
  • 「sustem-config-kdump-~」のチェックを外す

27-b)「デスクトップ」から不要パッケージを削除

centos6.4-27b.jpg

  • すべてのチェックを外す

28)パッケージ選択 「データベース」

centos6.4-28.jpg

  • 全てチェックを外す

29)パッケージ選択 「ベースシステム」

centos6.4-29.jpg

  • すべてのチェックを外す。

30)パッケージ選択 「仮想化」

centos6.4-30.jpg

  • 全てチェックを外す

31)パッケージ選択 「言語」

centos6.4-31.jpg

  • 「日本語のサポート」のみチェック
    → 「次」を押下

32)パッケージ選択 「開発」

centos6.4-32.jpg

  • すべてのチェックを外す。

インストール(実行)

33)インストール実行

centos6.4-33.jpg
★インストールが始まるので完了まで待つ

34)インストール完了

centos6.4-34.jpg
 → 「再起動」を押下
★再起動

35)ようこそ

centos6.4-35.jpg
 → 「進む」を押下

36)ライセンス情報

centos6.4-36.jpg

  • 「はい、ライセンス同意書に同意します」にチェック
     → 「進む」を押下

37)ユーザーの作成

centos6.4-37.jpg

  • ログインユーザ名(hogehoge)を入力
    → 「進む」を押下

38)日付と時刻

CentOS6.5-38.jpg

  • 日付と時間と確認
     → 「終了」を押下

確認

立ち上げ後、ログインを確認

centos6.4-40.jpg

「gnome」画面でのログイン

  • 「ユーザ名:」「hogehoge」 をクリック
  • 「パスワード:」に 「hogehogepass」 を入力しEnter
    →以下ログイン画面を確認

centos6.4-41.jpg

ファイヤウォール設定解除

「ファイヤウォールの設定」起動

centos6.4-42.jpg

  • 上記メニューから「システム」→「管理」→「ファイヤウォール」を選択
    →ファイヤウォール設定画面を確認

「ファイヤウォールの設定」で無効化実施

centos6.4-43.jpg

  • 「無効化」を押下
    →設定がグレー化することを確認
  • 「適用」→「はい」を押下
    →「ファイル」→「終了」

SELinux設定解除

「SELinux Management」起動

centos6.4-44.jpg

  • 上記メニューから「システム」→「管理」→「SELinux Managemaent」を選択
    →「SELinux 管理者」画面を確認

「SELinux 管理者」で無効化実施

centos6.4-45.jpg

  • 「システムデフォルトの強制モード」を「無効化」に設定
  • 「現在の強制モード」を「許容」を設定
    →「ファイル」→「終了」

終了

  • 上記メニューから「システム」→「hogehogeのログアウト」を選択
    →ログイン画面に戻ることを確認

「Telnet」でのログイン確認


  • Telnetツールで「192.168.0.10」にアクセス
    →ログインできること

遭遇したトラブル

インストール時テキストモードとなっていしまいGUIの設定画面が出ない

問題:

インストール時テキストモードとなっていしまい、GUIの設定画面が出ない。
 

原因:
メモリ不足。インストールGUIを動かすには、最低 652MB のメモリ搭載が必要。

謝辞

テキスト作成に当たり、以下サイトを参考にさせて頂きました。ありがとうございます。

http://centossrv.com/centos5.shtml