CATEGORY剛力彩芽
人気ドラマ:【Fcast バラエティ視聴率速報】
アスキーメディアワークス (2011-03-25)
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『ビブリア古書堂の事件手帖』
放送日時
2013年1月期 毎週月曜日21時~21時54分
美しき古都・鎌倉の片隅にある古書店『ビブリア古書堂』を舞台に、古書にまつわる謎、秘密を解き明かし、時を超え人と人との絆(きずな)を紡いでいくヒューマンミステリードラマです。
【登場人物】
篠川栞子(23)剛力彩芽 鎌倉でひっそりと営業をする古書店・ビブリア古書堂の店主。
五浦大輔(30):AKIRA
笠井菊哉(29):田中圭
藤波明生(38):鈴木浩介 横田奈津実(30):北川弘美
篠川文也(18):ジェシー 小菅奈緒(18):水野絵梨奈
佐々木亜弥(20):トリンドル玲奈 橋本さやか(23):内藤理沙
篠川智恵子(46):安田成美
五浦恵理(53):松坂慶子
志田肇(52):高橋克実
【スタッフ】
脚本 相沢友子
演出 松山博昭 宮木正悟
プロデュース 小原一隆
【視聴率】
第一話 13/01/14 14.3%「偽のサインと古書に秘められた謎」
【脚本】相沢友子【演出】 松山博昭 それから (新潮文庫)
第二話 13/01/21 12.2%「なぜ犯人は一冊だけ本を盗んだのか」
【脚本】相沢友子【演出】 松山博昭
小菅奈緒(18):水野絵梨奈
第三話 13/01/28 12.0%「本日のお客様は脱走犯!?」
【脚本】相沢友子【演出】宮木正悟
第四話 13/02/04 11.6%「鍵のかかった部屋から盗まれた本」
【脚本】岡田道尚【演出】宮木正悟
森口瑤子 今井悠貴
第五話 13/02/11「今回は2つの結末!?名門女学館で怪事件」
【脚本】相沢友子【演出】松山博昭
森迫永依 生田絵梨花(乃木坂46) 安田成美
☆Prime Video☆Amazon Music200万曲 人気ドラマ
【Fcast バラエティ視聴率速報】
カテゴリー::剛力彩芽
01話
「ビブリア古書堂」の店主・篠川栞子(剛力彩芽)のもとに、古書の査定のため五浦大輔(AKIRA)がやってくる。大輔が持ち込んだのは、亡くなった祖母の蔵書『夏目漱石全集』で、その『第八巻それから』に「夏目漱石」と署名があったため、サインが本物なら高く売れるのでは、と期待した母・恵理(松坂慶子)から頼まれたものだった。本を手にじっと考え込んだ栞子は、やがてサインは偽物だと言った。大輔は礼を言い立ち去ろうとするが、栞子はサインを書いたのは祖母自身としか考えられないと話す。唐突な話に、証拠はあるのかと尋ねた大輔に、栞子は祖母にまつわる驚くべき推論を展開していく。
後日、「ビブリア古書堂」を訪ねた大輔は、恵理に確認した結果、栞子の推論が事実だったと話す。本を見ただけでなぜそこまでわかるのかと興奮気味の大輔に、栞子は困惑し言葉を濁す。
その数日後、栞子と再会した大輔は再び「ビブリア古書堂」へやってくる。そこで、自分は本を読むと気分が悪くなる体質だと明かすが、栞子は大輔にこの店で働いてみないか、と言う。古書店の人間に必要なのは、本の内容ではなく市場価値の知識だと説く栞子。迷いながらも大輔は、その申し出を受けることに。
翌日、大輔が「ビブリア古書堂」にいると、志田肇(高橋克実)がやってきた。志田は荷物をカウンターに置くと、栞子に小山清の『落ち穂拾ひ』が盗まれたと言った。それを聞いた栞子は…。
感想
初回、見た感想は、かなり地味な作品だなという感じはする。何しろ事件を謎解くのは、あの古書店の一角で行われているだけなので、動きも少なく、大輔と栞子の二人だけで話は進んでいくし、他の登場人物は?と聞きたくもなるけど、どうも次回かららしいので、そこからの広がりには期待したい。
どうも事件手帳というよりは、ある古書に秘められた謎を解くもので、今回の話で言うと大輔の祖母が墓まで持っていった秘め事を、栞子と彼の間だけとはいえ、謎解く必要はあるのかと思ったりも、実のところ彼や彼の母親にまで関係することとなると、そうも言い切れなくなる気はする。「夏目漱石」とある署名から導き出される真実の祖母の姿、なぜに感情的に子供であった大輔を、本に対してトラウマを持つような叱り飛ばし方をしたのか?など、いろいろな謎となっている部分が、「それから」という小説にあわせて、解かれていくのだが、それはあくまで、推測の範疇でしか、その謎を残した人物も亡くなっているし、その相手の所在さえわからないので、本当のことろはわからないところが趣きはあるかな。真実を知りたくって、探しまわる大輔の努力が、「それから」の舞台とともに追えなくなったのは、彼の祖母とその田中という人物の関係のごとく、物語の世界でしか存在しようもないように見える。けど、その人物と大輔は、血のつながりがあるのかもしれないんだよね。けど、謎であったほうがいいことで、大輔の胸の奥にしまい、祖母と同じく、墓場に持っていく話かもしれない。なんとなくだがおおまかな話の流れはすぐに見えたが、雰囲気は嫌いではないので、見ていこうかなとは思う。
02話
篠川栞子(剛力彩芽)は、小山清の『落ち穂拾ひ』を盗まれ気落ちする「せどり屋」の志田肇(高橋克実)を五浦大輔(AKIRA)に紹介した。すると、志田はあいさつもせず本を盗まれたときの状況を話し始めた。
志田は古書堂へ来る前、ある寺に用があり自転車で向かった。ところが着いたとたんに腹痛がし、荷物を残したままトイレへと駆けだした。そのとき、音がして振り返ると女子高生らしい少女(水野絵梨奈)と自転車が倒れているのが見えたので、戻って声をかけた。しかし、少女は見向きもせず自分の紙袋の中身を確かめていた。志田は気になったが、自転車を起こしておいてくれと頼むとその場を立ち去った。それでトイレから戻ると、『落ち穂拾ひ』だけが紛失していた。少女が盗ったのは間違いないと志田は言う。
栞子は、少女が『落ち穂拾ひ』を盗った理由こそが少女を探す鍵になると言い、自転車とほかの本はどうなっていたのかと聞く。自転車も本もその場に放置されていたが、本は仲間の笠井菊哉(田中圭)が拾い集めてくれていたと志田は答えた。また笠井は、寺からバス停へと走り去る少女を目撃していたという。
栞子の提言で笠井と会った大輔は、あの日、笠井が少女に頼まれハサミを貸していたと聞く。さらに、バス停まで走った少女が、バスには乗らなかったとの証言も得た。それを聞いた栞子は、少女が盗むのは『落ち穂拾ひ』でなければならなかったのだと言う。
感想
『落ち穂拾ひ』を盗った理由を、見ていたように推理する栞子。前回は、彼女が大輔の祖母の思いを謎といても、それが真実であるのか?全く、証明はできなかったが、今回の事件は、今という時に起こった恋に関わる出来事であった。志田が、自分の人生に絶望した時、何の思いもなしに自宅から持ちだした本が、何故に、あの場所から消えたのか?その場にいた人々の小さな記憶を元に、栞子は、現場にいたかのように、その映像を描写していく。けど、それには、大輔の一つの思いがあったからこそ、彼が現場の風景の幾つかをひらってきたからこそ、実現される。栞子が持つ本に対する知識と大輔が見つけた少女の失恋の場面が、少女に志田への謝罪を導き出した。
少女の思いを、アサリと切り刻んだ男との間に、ドラマは生まれることはなかったが、栞子や大輔、志田と関わることによって、芽生えた『落ち穂拾ひ』の物語は、彼女にとっては出会いの物語になり得たのかな?とか思いみていた。だから、志田にあの本を返す時に、「耳かきと爪切り」が添えられたのかも。身近で、こんなことが起こっても、大事にしていた古本がなくなってしまったで終わる話ではあるが、それをここまで大きく話を広げるところは、ちょっと面白い謎解きドラマだなという気がしてきた。それに雰囲気も嫌いじゃない。
03話
篠川栞子(剛力彩芽)と五浦大輔(AKIRA)のもとに、ひとりの男(中村獅童)が買い取り希望だとやって来る。手にしていたのは、ヴィノグラードフ・クジミンの『論理学入門』という本だった。買い取り表からはみ出す字で「坂口昌志」と書いた怪しげな風貌の男は、明日また来ると言うと店をあとにした。栞子は、最後のページに貼られた「私本閲読許可証」を見つける。それは刑務所の受刑者が私物として刑務所に持ち込んだ、ということを示すものだった。そんな折、『ビブリア古書堂』に来ていた藤波明生(鈴木浩介)が、近所の刑務所から受刑者が脱走した、さっきの男がそうなのではと話す。実際、報道された脱走犯の人相は坂口そっくりだったため、心配した志田肇(高橋克実)は栞子に店頭には出ないようにと命じる。
そこへ、派手な服を着た女性(佐藤江梨子)が来て、自分は坂口の妻でしのぶと言うが、坂口が売りに来た『論理学入門』を返して欲しいと、店番をしていた大輔に言った。ホステスをしているというしのぶは、一方的にまくし立てると本を持って帰ってしまう。大輔からそう報告を受けた栞子は、妻であっても坂口本人の許可なく本を返してしまったことは問題だと指摘。責任を感じた大輔は志田とともに、クラブにしのぶを訪ね、本を返して欲しいと頼み込む。同じ頃、テレビのニュースでは脱走犯が依然逃走中だと伝えていた。弟の文也(ジェシー)とともにそれを見ていた栞子は…。
感想
ある夫婦の愛の話とも取れるこの話、微妙に、脱走犯の話をブレンドし、緊張感を与えながら、話は進んでいくところはなんとなく嫌いではない。一人の男が本を売ったところに、その妻という女が、本を取り戻すという流れの中にどんなドラマがあるのかと思ったが、愛しあう二人のラブストーリーなのかも。『論理学入門』というそれとは真逆にも見える本が、二人の間をつないでいたが、男と女の間には、そのカップルの数だけ、その愛の形があるとは思うが、三段論法がそこに介在するというのはちょっと、面白い気がする。坂口の妻であるしのぶの中にあった劣等感みたいなものを、優しく溶かした坂口の言葉。ある本から見えてくる二人のドラマについつい深入りする感じで、栞子たちは、さらに真相を追求するところは、お節介以外の何物でもないけど、それが人間かもね。その行動があったからこそ、坂口は、心の中にあった吐き出せなかった自分の真実を、愛すべき妻に伝えられた。そこにあった不安もすべて、受け入れてくれたところにあった夫婦の情愛にドラマがあったところがいい感じだった。すべてを知ってるふりをしたしのぶの思いを栞子が解説する必要はあったか少し疑問だったが、心地よいドラマだった。無機質な『論理学入門』にも、愛はあるんだね。
04話
篠川栞子(剛力彩芽)は、客の自宅に出張して本を買い取る「宅買い」に五浦大輔(AKIRA)を連れて行く。訪ねた先は「玉岡」という邸宅で、依頼者の玉岡聡子(森口瑤子)は、3カ月前に他界した父親の蔵書を処分して欲しいという。蔵書は主に純文学や詩集で、なかには中原中也の『在りし日の歌』の初版本など貴重なものもあった。聡子は栞子に、買い取りとともに、昨日この書斎から盗まれた宮沢賢治の『春と修羅』の初版本を取り戻して欲しいと依頼。父親は『春と修羅』の初版本を2冊持っていたが、状態の良くない方が盗まれたのだという。聡子がその消失に気づいたのは、昨夜、遺産のことでクレームを付けに来た兄・一郎(大河内浩)と姉・小百合(峯村リエ)が帰宅した直後だった。2人の来訪の直前まで書斎にいて『春と修羅』の存在を確認していた聡子は、帰宅した2人に電話で問い詰めたが、どちらも犯行を否定しているという。それを聞いた栞子は、2人の服装について尋ねる。
栞子と大輔がビブリア古書堂に戻ると、そこに疲れ切った志田肇(高橋克実)がいた。志田は先日、酔った勢いで仕入れた古書すべてを1000円で売ってしまう、という失態を演じていたのだ。
翌日、栞子と大輔は一郎に事情を聞きに行き、その後、小百合とは甘味処で待ち合わせをした。しかしやって来たのは、息子・昴(今井悠貴)だった。小百合に頼まれて来たという昴は、栞子と大輔を自宅へと連れて行き…。
感想
今回は、亡き父と依頼者の関係、そして祖父としての孫との関わり方を一冊の本を通して、描いているところは面白い。依頼者は、『春と修羅』の初版本の行方がわからなくなり、栞子にその行方を探して欲しいと依頼するが、その初版本には、とんでもない価値が隠されていたというのは、なかなか興味深い。その本の謎を隠しながら、孫に解かせようとしていた祖父、そして、それを彼に形見として、送ることをよしとしていたが、それを彼は娘に託した。よくありがちなパターンとも言えるが、それをネコババしてしまう娘は、それがまさか、祖父同様に、あの謎めく初版本をこよなく愛する孫昴に奪われていると言うところがなかなか劇的で、その本を愛するが上に、奪った彼に本来は送られるべきものであるということにまで、気づいた栞子。依頼者の玉岡聡子も、手強い敵にもなってしまう栞子を引き寄せてしまい、本当の本の行方の秘密を、暴かれてしまうとは...本に隠された謎とともに合わせ技で、面白い。志田の本の行方を含めて、この本はだれが持つべきものなのか?というストーリーは、なんとも、よく考えられたものだった。今回のドラマを見て、今までの紹介された本は、さほど読んでみたいと思いもしなかったが、宮沢賢治の『春と修羅』に関しては、読んでみたいと思えた。案外今回は、話の組み合わせが絶妙で、人の本に対する思いが、伝わってくるドラマ担っていたと思う。
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