プラスチックを食べるバクテリと
ダッグを組んだら最強ですネっ!
グッバイ、マイクロプラ。海水で溶ける「超分子プラスチック」爆誕
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理化学研究所(理研)と東京大学などの国際研究チームは、環境負荷が小さい「超分子プラスチック」の開発に成功しました。この新しいプラスチックは、従来のプラスチック並みの強度を持ちながら、海の中で簡単に原料にまで分解され、生化学的に代謝されるとのこと。研究結果は、科学誌Scienceに掲載されています。
研究のプレスリリースによると、食品添加物や農業用途で広く使われている安価な2種類のイオンモノマーから、無色透明で超高密度のガラス状超分子プラスチックを開発したそうです。生分解性、成形加工性、耐熱性に優れ、従来のプラスチックと同等もしくはそれ以上の性能を備えていると言います。
そして、この超分子プラスチックは、海水のような塩水に入れると、ポリマー(超分子プラスチック)から原料のモノマーに戻るそう。バクテリアなどによる生化学的な物質代謝ができるため、マイクロプラスチックになることはありません。加えて、原料は安価で、原料に含まれるリンや窒素は肥料にもなるとのことです。
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『溶液を混ぜるだけ。水からナノプラスチックを98%以上除去』/ ACS Applied Engineering Materials『プラスチックを1日で分解(通常400年)する酵素が開発される』/ Nature