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Ubuntu24.04からPythonの仕様が変わってしまい、今までのように自由にアプリを立ち上げることが出来なくなってしまいました。

INDIWebマネージャーはこの影響をモロに受けて動作しなくなってしまい困っていましたが、以下の方法で復活出来ましたので備忘録として記載しておきます。

●前提条件
・INDI関連のリポジトリの追加、サーバ・ドライバのインストール
sudo apt-add-repository ppa:mutlaqja/ppa
sudo apt install update
sudo apt indtall sudo apt-get install indi-full kstars-bleeding gsc astrometry.net

●INDIWebマネージャーのインストール
sudo apt install pipx
pipx install indiweb --force
sudo nano /home/tstudio/.local/share/pipx/venvs/indiweb/lib/python3.12/site-packages/indiweb/main.py

9行目を以下に変更
from importlib_metadata import version→from importlib.metadata import version

139行目を以下に変更
return template(os.path.join(views_path, 'form.tpl'), profiles=profiles,
drivers=drivers, saved_profile=saved_profile,
hostname=hostname)

return template('form.tpl', template_lookup=[views_path], profiles=profiles,
drivers=drivers, saved_profile=saved_profile,
hostname=hostname)

これで無事起動するようになりました。
ネット上にもほとんど記述が無く困っていましたが、いくつかの情報を組み合わせたところなんとか動作してくれました。

24.04が登場してから大分経ちますがいまだに本家にもGithubにも変更が入っていません。。。
お困りの方はお試しください。(面倒だと感じた方はパドリックが用意しているINDIスターターを使う方が楽かもしれません。)

なんか諸々のアップデートとともにどんどん使いづらくなってきていますね。。。
開発者ももう少しユーザー視点に立って使いやすくなるよう改善してほしいです。





双子座流星群が極大しています。
以前IMX385高感度カメラ用にCマウントの広角レンズを取り付けて撮影しましたが今回ベランダ用に少し変更を加えました。

IMG_7347.jpg

電源をPOEで全て賄い、SDI→HDMI変換ボックスと以前購入したままあまり使用していなかった録画機能付きのHDMI→IPストリームボックスをセットにしました。

これでケーブル1本を接続するだけで家中どこからでもカメラにアクセス出来ます。
ベランダ用としては最適解だと思いますが、ネットワーク環境にアクセスできない遠征の場合は以前のようにBlackMagicのVideoAssist 5に接続したほうが良いかもしれません。。。(VideoAssist 5で録画すると容量が大きくなるのが難点ですが。。。)


2024-12-14_22h05_12.png

快晴だったので設置してみたのですが、お約束のような曇天に。。。
今回の双子座流星群は明るい流星が多いようなので一つでも写ってくれると良いのですが。。。。


誰も話題にしていませんが、ASCOMも7になってからようやくASCOMリモート(ASCOMドライバをラッピングしてAlpacaとして使えるようにするミドルウェア)が同封されました。
更にASCOMオムニシミュレーターなる新しいミドルウェアも同封されたようなので試してみました。


2024-12-06_08h57_00.png

起動するとこのようにターミナルが立ち上がりっぱなしになります。
この状態でWebブラウザを開き localhost:323232(ポートがASCOMリモートと違いますね。。)で接続するとコントロール画面にアクセス出来ます。


2024-12-06_08h58_06.png

うーん、、、シミュレータードライバ以外見当たりません。。。
早速カメラドライバやマウントドライバ(どれもシミュレーターですが)を接続してみます。


2024-12-06_09h02_59.png

どこを写してもM42。。。フォーカスを調整してもボケませんし、マウントドライバで別の場所に移動してもM42のままです。。。
INDIのシミュレーターのようにGSCカタログから座標やフォーカス位置に合わせた画像を自動生成するわけではなさそうですね。


2024-12-06_08h58_31.png

シミュレーターの設定画面を見たらシミュレーションイメージの生成はComing soonになっているので将来的には計画されているようです。

IndigoのWebコントロールパネルにそっくりですが、あちらはシミュレーターだけでなく当然ながら実ドライバも設定できます。

・・・・うーん

Alpacaが発表されてから約6年が経過しましたが、ようやくAlpacaを説明するためのテスト環境が整った状態のようです。。。
Windows環境ではネイティブAlpacaドライバではなく、ASCOMドライバをASCOMリモートでラッピングしてAlpacaにする方法だけになるのでしょうか?

ASCOMの仕様からCOM実装部分の記述を外したようなのでライブラリなどが出来れば他の環境への移植はやりやすくなるかもしれません。(Windowsはどうするんでしょうか?今まで通りCOM接続???)

環境が整うまではまだ当分時間がかかりそうですね。。。

とりあえず今まで別扱いだったASCOMリモートが同封された(自動起動してラッピングするわけではありません。インストーラーが付属しただけです。)ので、ASCOM7をインストールすればASCOMリモートを利用できる環境が整います。(設定、接続などは今まで通り全て手動ですが。。。。)

ASCOMリモート使えばASCOM環境でもINDIのような使い方が出来る(複数機器の連動、複数アプリで同じ機器へのアクセスなど)ので今まで通りASCOMリモートに頼ることになりそうです。(同封されたのであれば、接続時に自動ラッピングとかしてほしいところですが、、、)

INDIも迷走している感じだし、いつになったら使いやすい環境が整うのでしょうか。。。
まあ、期待しながら待ちましょう。。。。

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