
12月25日
サトウキビ畑から日が昇ります。
徹夜明け以外で日の出を見るなんて、いつぶりだろう(苦笑)。とは言っても7時30分。そう、南の島は朝が遅いのですよ。そして、夜も遅い。沖縄の時間(ウチナータイム)はゆっくりと、そしててーげーに流れていくのです。そして僕らの旅もてーげーな予定のもと、進んでいきます。

さて、津嘉山荘の朝ご飯です。
凄い量ではありますが、もちろん完食。ふだんだとご飯1杯&味噌汁で腹一杯なんですけどね。
あ、前回のクイズの答えですが、正解は「たこやきうどん」でした。ヒントは関空。関空を散策していると、とある食堂ショーウィンドウに「たこやきうどん」の模型が。。。で、食べて見たら意外に美味かった。たこ焼きを出汁で食べている感じ。たこ焼きの真ん中にあるのはとろろこんぶです。
旅行記に戻ります。
この日はまずタクシーでレンタカー屋さんへと向かいます。沖縄本島の時はだいたい全日程で車を借りるのですが、今回は宮古への到着時刻が遅いこと、帰りの出発時刻が早いため、初日と最終日はレンタカーを借りなかったのです。これで、かなり節約できました。
さて、10時と約束したレンタカー屋さんに着いたのが10時40分(汗)。ところが、事務所の中に人がいない。空港に迎えにいったわけでもないようで、入り口には新聞が挟まったまま。女房が電話をかけると、携帯電話に転送。電波状態が悪く、なんとか会話できた内容は「そんな予約入っていません」。ヲイヲイ・・・・
今回は旅程後半のホテルとレンタカーをJTBに頼みました。JTBに電話すると、「至急確認するとのこと」。そうこうしているうちに、レンタカー屋のお兄ちゃんが2人登場。どうも、JTBからレンタカーのセンターまではちゃんと予約されていたらしいのですが、なんとセンターは石垣島へ発注してしまったとのこと。その後、JTBからも同じ説明を受けました。まあ、なんとかなったからエエヤ(笑)。
日産マーチに乗って向かったのが、まず向かったのがスーパー「マックスバリュー」。最初は家から何から何まで持ってきていたのですが、だんだん旅慣れてくると、「現地で買えばいいや」となってきます。マックスバリュー脇の薬局でオムツを購入。沖縄は子供が多いためか、赤ちゃん、子供用品がかなりリーズナブルなお値段で買えます。で、マックスバリューでサンピン茶、晩酌用の泡盛、ツマミなどを購入。すると、福引き補助券がついてきました。「今日までだって。あと2000円で1回引けるんだけど、あ、薬局でももらえるんだ」と女房はいきなり薬局のレジへ戻る。そこで先ほどのオムツの代金分の補助券をもらうと、あと500円。「ねえ、なんか欲しいものない? 今日までなのよ」。完全に店側の策略にはまっておりますな。なんせ関空でも食堂で福引き補助券をもらって、足らない分僕が本を買いましたから。ええ、今回も買いましたよ。確かヘアスプレー。で、もちろん両方とも残念賞。関空ではチュッパチャプス。こちらでは風船でした。まあ、両方ともMたんは喜んでたからいいけど。

さて、本格的なドライブがようやっと始まります。まずは宮古島の東岸に行き、そこから東平安名岬を目指すことにしました。週間予報では晴れるのは今日だけ。まずは宮古一の景勝地を青空の下、鑑賞したかったのです。
で、東岸に出たころには、もうお昼。うちは沖縄に来ると昼食は「そば」と決めています。僕も女房も長女のMたんも大好物で、そのため昼食はだいたい2回。1日4食が基本です(笑)。最初に向かったのは「ジロー楽園 喫茶やんばる」という店。名前からして怪しさ爆発。どうも、ジローさんという方が、いろんな動物を飼って、それを公開する一方で、ソバ屋もやっているらしい。県道83号からちょっと西に入ったところですが、大きな看板があるので、迷うことはないでしょう。ダチョウ3羽がお出迎えしてくれました。

で、頼んだのが「薬草そば」と

ゆし豆腐そば。薬草そばは麺に数種の薬草が練りこんであるとかで、食べてみるとそれらしい風味がありました。出汁の味、とくにカツオ系が濃く、僕好みの味。付け出しのアロエの梅酢漬けも食感・味ともなかなかの出来。
ゆし豆腐そばは、本島・北谷にある浜屋そばのゆしどうふそばと同じようなものを想定していましたが、まさしく豆腐が2枚鎮座ましていました。具はこれだけなので、味はOKだけど、少し物足りなかったかな? 名前の怪しさから想像したキワモノではなく、真っ当なおいしいそばでございました。
で、店にある三線を引いていると、アンマーが「沖縄の人?」。まあ、確かにあちらこちらでよく言われるのですが、血は両親とも北国です、というと、「前、来たことあるよね」。いえ、初めてです(笑)。まあ、僕は自分で言うのもなんですが、図体、容貌ともかなりのインパクトなので、もしかすると見たとたんに刷り込まれてしまったのかも。アンマーはMたんやT君を抱いてくれるなどとても親切でした。
さて、再びドライブ。県道83号沿いにパーキングスペースに車を停めて、T君と女房はパイパイタイム。僕とMたんは外に出て海を眺めました。

いやぁ、本島に見事な海。宮古は島全体が隆起サンゴだそうで、もちろん島の周りはサンゴの環礁。リーフエッジに向かってコバルトブルーから濃紺へと変わっていくグラデーションは、今回の旅が窒素抜きなのを後悔させる素晴らしいものでした。あー、潜りてぇ!
そうこうしているうちに東平安名岬とつきました。
駐車場に車を停めて最初に迎えてくれたのがヤシガニでした(笑)。

駐車場の売店のおじさんが飼っていたのです。僕が手に持った生き物の中ででは、カンクンのカブトガニに次ぐインパクト。
仁「どこにいるんですか」
おじさん「冬は隠れているけど、夏はそこらにいるよ。道をよく歩いているよ」
夏に来たいなぁ。
東平安名岬の先には灯台があります。夏に本島の残波岬灯台に行ったときは荒天のために、上ることが出来なかったので、今回は場所は違えどもリベンジということで、上ることにしました。
ところが、うちのお嬢のご機嫌が斜めで、一歩も動かない。抱っこ、抱っこを繰り返し、僕と女房の脚にしがみついて離れない。ふと、前方を見ると人力車が。女房は「ほら、Mたん、人力車に乗ろうよ」

とにかく、Mたんを人力車のところまで騙し騙し歩かせ、そこから灯台まで人力車に乗ることにしました。
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