旅レポ
全室オーシャンビューの温泉宿「熱海シーサイド スパ&リゾート」は海鮮丼に浜焼き、カニまで食べ放題! 初夏の絶景&グルメ旅へ
日帰りで行ける“レモン島”も探訪
2024年6月8日 12:00
富士急行主催のプレスツアーに参加し、初夏の箱根・熱海エリアをめぐる絶景旅に行ってきました。
今回は、富士山や駿河湾の大パノラマを眺められる「箱根十国峠」のほか、全室オーシャンビューの温泉宿「熱海シーサイド スパ&リゾート」、熱海港から日帰りで行ける穴場リゾート「初島」などを紹介。
2県にまたがる神奈川県箱根町と静岡県熱海市はクルマで20~30分ほどの近距離に位置するため、セットで観光しやすく、さらに海と山の景色&グルメをいいとこどりできるのもポイントです。
富士山や駿河湾の大パノラマを望む「箱根十国峠」にドライブイン! おやつは“峠チュロス”がちょうどいい
初日、観光施設「箱根関所」(神奈川県足柄下郡箱根町箱根1)の港から発着する遊覧船「箱根遊船 SORAKAZE」に乗って優雅な芦ノ湖クルーズを体験したあとは、箱根と熱海のちょうど中間に位置する絶景スポット「箱根十国峠」に立ち寄り。
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ここは、箱根と熱海をつなぐ中間地点「十国峠」の標高666mに位置する景勝地。山麓の「森の駅 箱根十国峠」(静岡県田方郡函南町桑原1400-20)には食事処、売店、トイレなどがあり、ドライブ休憩はもちろんのこと、そこから十国峠パノラマケーブルカーに乗って山頂まで行けば360度の大パノラマが楽しめます。往復ケーブルカーの乗車料金は大人730円、子供370円。
十国峠という名前は、昔の国名で“十の国”が見渡せたことに由来しているそうです(伊豆、駿河、遠江、甲斐、信濃、相模、武蔵、上総、下総、安房)。山頂の展望デッキには大きな“十国峠”の文字を建てたフォトスポットがあり、併設の「TENGOKU CAFE(テンゴクカフェ)」では、峠チュロス(500円)や1059モンブラン(静岡茶/マロンの2種類で、各1000円)などのグルメも味わえます。
さらに2023年4月、山頂の離れにオープンしたグランピング施設「THE GLAMPING 箱根十国峠」は、本格的なフィンランドサウナや絶景を眺めながら食べるBBQ、夜の焚き火などのアウトドアが楽しめるとあって人気。個性的な7タイプ全14棟のトレーラーハウスで“天空の展望グランピング”を体験できます。
全室オーシャンビューの温泉宿「熱海シーサイド スパ&リゾート」に宿泊。ディナーは海鮮食べ放題
この日の夜はJR熱海駅から徒歩10分、全室オーシャンビューの温泉宿「熱海シーサイド スパ&リゾート」(静岡県熱海市東海岸町6-53)に宿泊しました。
熱海といえば、夏だけでなく年間をとおして10回以上も開催される「熱海海上花火大会」が有名。3面を山に囲まれた熱海ならではの地形によって、音がまるでスタジアムのように大反響する圧巻の打ち上げ花火です。
同宿はそのメイン会場である熱海サンビーチの目の前に立地しているため、客室に居ながらその臨場感を味うことができます。もちろんチェックインした日の昼間や翌朝には、目の前のオーシャンビューを初島まで一望。
5階~10階に配置された全78室の客室は、露天風呂付きスイート、グループ旅行や子供連れの宿泊に適したファミリールーム、窓際に海を眺められるデイベッドを配したアジアンルームなど、タイプも多彩です。
なかでも注目したいのが、ディナービュッフェの海鮮食べ放題。お造りは季節によってマグロや目鯛、ヒラマサなど。セルフ浜焼きコーナーには、サザエやハマグリ、エビ、ホタテなど。
さらに、てんこ盛りのズワイガニも好きなだけ食べられます。ほかにもローストポークや窯焼きピザなど、地元伊豆の食材をふんだんに使った約80品の和洋中メニューがラインアップ。
朝にも、生野菜サラダやスクランブルエッグといった定番メニューに加え、自分で焼いて食べる干物、ご当地グルメの静岡おでん、好きなネタをのっける海鮮丼まで揃っていますよ。会場の3階レストランも海に面しているため、絶景を眺めながら食事ができます。
ホテル2階の大浴場と露天風呂は自家源泉かけ流しの天然温泉で、男湯にはオートロウリュ付きサウナ、女湯にはスチームサウナを併設。ほかにも岩盤浴(90分1540円)や海ビューの貸切露天風呂(45分3300円)などでリフレッシュできます。
宿泊料金は、1泊朝食付きスタンダードプランで1万1000円~、1泊夕朝食付きディナー飲み放題プランで1万6170円~(いずれも2024年6月時点、1室2名利用時の1人あたり)。
“熱海シーサイド”というだけあって、夜の静寂にザザー、ザザー……という波の音が心地よく、ゆっくりと眠りに就くことができました。
青空と海にビビっと映えるレモン島!? 最後は穴場リゾート「初島」を日帰り観光
翌日は、熱海港から高速船で約30分の「初島」へ。熱海市の沖合約10kmに位置する初島は首都圏から一番近い離島であり、日帰り観光も気軽にできる穴場リゾートです。
エキゾチックな亜熱帯植物が生い茂る周囲4kmほどの島内には、漁師直営の食事処やおしゃれなカフェ、富士急グループが運営する複合アウトドアリゾート「PICA初島」(静岡県熱海市初島1113)などが点在しています。
実は、初島は“レモンの島”です。これは、熱海が「日本のレモン栽培発祥の地」とされる説にちなんだもの。明治6年、ある外国人が熱海へ湯治に訪れた際、食膳に供されたレモンの種を庭に撒いて育ったという樹齢60年以上のレモンの木が初島に移植され、今は観光スポット「アジアンガーデン R-Asia」(PICA初島内)で育てられています。
初島ではこれを「初島レモンまみれ」と題し、観光プロモーションを開始。島内の至るところに、バス停やポスト、駅看板といったレモンスポットを設けました。青空と海、植物の緑に、ビビットなレモンイエローが鮮やかに映えます。
また、アジアンガーデン R-Asia内にあるレストラン「Terrace Restaurant ENAK(エナ)」では見た目もユニークなレモングルメを販売。エスニックな味付けの「スパイスレモンカレー」(1300円)やバタフライピーシロップを注ぐと色が変わる「初島檸檬スカッシュ」(750円)、静岡県立熱海高校との共同プロジェクトから生まれた鯖のから揚げとレモンの「初島バーガー」(1200円)など、“酸っぱ美味しい”メニューを楽しめますよ。
伊豆といえばニューサマーオレンジをはじめとする柑橘類が名産。本来は冬が旬ですが、初島なら年中レモンまみれなので、この夏の旅行テーマにもお勧めです。