Reise-Knigge fur Japan
ドイツ人「日本じゃあ鼻もかんじゃあいけないのか?」(ドイツの記事)

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他の国に言ったら、その国独自のしきたりがある。

もちろん日本にもある。

ここでは、観光客として日本人をイラつかせないアドバイスを掲載する。

もちろん、日本人は観光客に非常に寛容である。

それでも、いくつかの日本人気質には気をつけなければならないだろう。


呼び方

まず、男性にも女性にも、呼びかける時には「さん」をつけましょう。

例えばMR山本という方は山本さんと呼びましょう。

注意:自分のことは「さん」付けしません。


挨拶

ドイツとは違い、頬にキスしたり、抱き合ったり、握手したりというのは日本では普通ではありません。

正解は背筋をぴんとしてお辞儀、です。

もっと細かく言えば、地位が上の人が深くお辞儀をしたら、必ずもっと深くお辞儀をしましょう。

例えば、年上と年下の関係、お客と店側の関係、男と女の関係であれば、後者は前者より深くお辞儀をしなければなりません。

コンビニなどに行けば、店員はふかぶかとお辞儀をするでしょうが、お客はほんの少し頭を下げればオーケーです。

上下関係が分からない場合は、45度くらいお辞儀すれば外国人なら許されるでしょう。

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手はズボンの上、背筋はぴんと伸ばす。
これが日本での正しいお辞儀の仕方である。 

自宅にお呼ばれしたら

観光客が日本人のおうちにお呼ばれすることは殆どないと思いますが、もしそんな機会が訪れたなら、誠意を持って様々な点に気をつけなくてはなりません。

まず、家に入るときには靴を脱ぎましょう。また、脱いだ靴はそのまま放り出すのではなく、先をドアの方へ向けるのが礼儀です。

ゲストは通常、スリッパを渡されます。これは部屋履きですが、畳の部屋には脱いでから入りましょう。傷がついてしまいます。

トイレには、特別なスリッパが用意されています。トイレから出る際には、この便所スリッパを脱ぐのを忘れずに!

食事に招待されるだけでも幸運なのに、お泊りまでさせてもらえる最高に幸運な観光客の皆さんは、お風呂に入る前に必ずシャワーで身体を洗って下さい。

ゲストの方は最初にお風呂に入れてもらえるでしょうが、浴槽の水は大抵家族みんなが使うもので、汚れを落とすためのものではありません。同じ理由で、お風呂を出るときも栓を抜いてはいけません!

また、あなたが家の物に関心を持つと、日本人はあなたにそれを贈らなければいけない感覚に囚われます。これがどういう意味かはお分かりですね?

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日本の食事風景

贈り物

お呼ばれしたら、小さな贈り物を持っていくといいでしょう。

内容が大切なのではありません、包装の仕方の方がよっぽど注意を引いてもらいます。

高すぎるお土産も考え物です、それ以上に振舞わなければならないと気を使わせてしまうからですね。

日本では白は信頼の色と言われています。なので、贈り物を白い包装紙に包むとか、白い花を贈るとかが妥当ではないかと思われます。

四つペアになっているものや、4のつく物は絶対に贈ってはいけません、不幸を運ぶと言われているからです。

それから、包丁やはさみも贈り物としてはよくありません。信頼関係を断ち切ると信じられているからです。

難しければ、典型的なドイツのお土産を贈るのも良いかもしれません。

手渡す際に忘れてはいけないのが、必ず両手で渡すこと。その動作によってそれが心からの贈り物であることを表すのです。

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如何に包装するか、それが最も重要です!!
 
名刺交換

旅行者は、名刺に持っている価値観を変えなければなりません。

日本人にとってこの小さなカードはそれはそれは大きな意味を持っているのです。

名刺は個性であり、主婦の人ですら名刺を持っています!!

字が読めるように名刺を相手に向け、両手で持って手渡しましょう。ここでもお辞儀が必要となります。

そのあと、名刺を見ながら会話が始まりますが、名刺にメモをしてはいけませんよ!!

レストランなどで名刺交換した場合は、手の届く距離に相手の名刺を置いておきましょう。

名刺は、英語と日本語の両方で作るといいでしょう。曲がっていたり汚れているのを渡すのは礼儀が悪いです。

「ワタシのメイシです」と言って手渡すのが礼儀です。


死んでも「いいえ」と言わない

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「いいえ」という言葉をあなたの単語帳から削除しましょう。

日本においてこの直接的な拒否の言葉は対話中の相手に痛恨の一撃を与えます

また、旅行者とは言っても日本人はあなたの意見をドイツ人全体としての意見として捉えるので言葉に気をつけなくてはいけません。

「はい」は、頷くときや興味を示すときにも使われますが「はいはい」と2度言うことによってバカにしていることになるので、気をつけましょう。


謝る

日本語が出来ませんか?謝り方を知らないんですか?では、まず謝りましょうか。

何かあったらすぐ「すみません」と言いましょう。

「すみません」ほど便利な言葉はありません。「もうしわけございません」「ごめんなさい」だけでなく「ありがとう」という意味まで含むのですから。

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失敗してしまいましたか?では、あやまりましょうか!

対人関係

待ち合わせには遅れず早すぎず。

それから、どなたかを紹介する場合は、指差すのではなく、手を開いて紹介しましょう。

「え、自分ですか?」という時は人差し指で自分の鼻を差します。

「こちらにお越し下さい!」という場合には掌は下にして指を動かします。掌を上に向けて指をくいくいやるのは犬を呼ぶときくらいです。


テーブルマナー

誰かと飲みに行くときは、自分で自分のグラスに注ぐことはしません。

お互いに注ぎ合うのです。

それをせずに、自分のグラスだけに注ぐ人は「飲兵衛」の烙印を押されます

飲む前は「かんぱい!」食べる前は「いただきます!」食べた後は「ごちそうさま!」と言いましょう。

スープをすするのは、日本では好まれることです。これはシェフの賞賛に当たるのです。女性は気が引けてしまうかもしれませんが、男性なら日本人を喜ばせるためにすすりましょう。


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ごはんやスープの器は手で持ち、食べ物は箸でつまんで口に持って行きます。
そうすればこぼれにくいのです。

日本では、信じられないことにチップと言う文化がありません。なのにサービスは世界でトップといわれています。チップを払う代わりに、存分に食べ物を賞賛しましょう。

ヨーロッパではお客の前で店員がきちんとおつりを数えますが、日本ではそれは無礼に当たるのでしません。しかし、きっちりと返してくれるのでご安心を。


鼻をかんではいけない


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公衆の面前で鼻をかんではいけません。次のトイレまで鼻をすすりながら待つのです。

くしゃみなど、もってのほかです!!

また、どんなにお腹がすいていても道端で食べたりするのは厳禁です。




記事:クニッゲ

海外で働くことの魅力ってなんだろう、と考えてるんですけど。何かありますかね? 

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