圏央道、来年度に東名~常磐・東関道を接続 境古河~つくば中央開業で

圏央道の茨城県内、境古河IC~つくば中央IC間が2016年度中に開通。これにより東名・中央・関越・東北・常磐・東関道が圏央道で結ばれる見通しです。

横浜~木更津間の全線開通は未定も

 2015年10月31日(土)に埼玉県内が全通した圏央道。これにより東名・中央・関越・東北の各高速道路間が、首都高を通ることなく圏央道経由で移動できるようになりましたが、2016年度内に茨城県内も全通。それらに加えて常磐道と東関東道についても、圏央道経由での移動が可能になる見込みです。

 国土交通省関東地方整備局とNEXCO東日本は2015年12月9日(水)、圏央道の茨城県内、境古河IC~つくば中央IC間について、2016年度内に開通できるという見通しを発表。これにより、圏央道は神奈川県内の藤沢ICから千葉県成田市内の大栄JCTまでが結ばれ、東名・中央・関越・東北・常磐・東関東道の各高速道路間を圏央道経由で移動できるようになります。

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圏央道は点線区間が未開通だが、茨城県内が2016年度内に全通する見通し(画像出典:国土交通省関東地方整備局)。

 今回、開通の見通しが示された境古河IC~つくば中央IC間28.4kmは、軟弱地盤であること、また今年9月の「関東・東北豪雨」で工事現場が浸水するという影響が出ましたが、それらの状況を精査した結果、2016年度内開通の目途がついたとのこと。国土交通省関東地方整備局とNEXCO東日本は「今後とも、早期開通に向け工程短縮などを行い、一日も早い開通に向け、最大限努力してまいります」としています。

 また圏央道は現在、千葉県内の松尾横芝IC~木更津JCT間も開通しており、2020年度には横浜市内の釜利谷JCT~藤沢IC間が開通予定です。ただ、千葉県内の大栄JCT~松尾横芝IC間の18kmについては開通の時期が決まっておらず、横浜から木更津まで圏央道がいつ全通するのか、その具体的な見通しは立っていません。

【了】

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