2025/03/31
3月15日のことだが…。この日はT楽団の練習があって、蒲田の施設へ行かなければならなかった。
集合時間が9時だったので、朝から辛い味噌ラーメンを食べて出た。
そして晩には家人を含めて誰もいない予定になっていた。
自分は朝から晩の食事のことをつらつらと考えながら、過ごしていたように覚えている。
朝からの練習を終えて、戸塚駅に戻ってから駅前の東急ストアに寄ったり、海鮮の「辰吉」を覗いたりしながら自宅に戻った。
戻るなり台所に立つ。
独りだから品数を用意する必要はないのだが、調理は思いたったら始めないと、いつの間にか夕方になってしまうからね。
用意をした肴は鰹の刺身、牡蛎の葱焼き、ひき割り納豆、菜の花のお浸し、チー鱈。
独りだけの夕飯にしては充分な量だろう。
これで家人や息子がいたら野菜炒めくらいは追加をするかもしれない。
最近、チー鱈とか裂きイカが常に家にある。
ちょっと買い物に出たついでに、目について買ってみたら習慣のようになってしまった。
酒をやめていたのに、こんな習慣によって復活をしてしまいそうだ。
こんな鰹の小盛りがあったから買って来た。
備え付けのタレがあったからかけて、チューブの擦り生姜を絞っただけだが、なかなか旨い。
近年、鰹と鰤は豊漁が続きありがたい限りだ。
他の魚は不漁だったり獲れすぎたりするらしいが、この2種が豊漁なら自分は不自由をしない。
牡蛎の葱焼き。
フライパンにバターを溶かして、先ずは葱を焼き、次に牡蛎を落とす。
牡蛎からジュワーっとエキスが出たら、それを葱に吸わせる。
味付けは何もない。
もう何年も同じようなやり方で牡蛎を焼いている。
この食べ方が一番に好きかな。
ひき割り納豆には辛子とあおさ、そして酢。
刻んだ葱も入れた方が好かったかな。
菜の花は出汁で軽く煮た後、器に盛り付けただけだ。
独りで気楽だから、出汁もかつお節できちんと取った出汁を使う。
盛り付けて白胡麻をふったら、もうご馳走だね。
牡蛎がとても美味しい。
葱とともにバターで焼いただけで、何も味は付けていない。
バターも無塩バターを使っているから、本当に牡蛎の旨味だけを愉しんでいる。
この食べ方が一番に好きだ。
この冬は秋田の「天の戸」ばかり呑んでいたね。
近所の酒屋の若社長は研究熱心な若者で、他ではあまり置かない酒を引っ張って来てくれる。
始めは大吟醸を2本続けて呑んだが、今はランクを落として純米酒を吞んでいる。
それでも相当に旨い酒だ。
海鮮とも肉ともよく合ってくれる。
と言うわけで、3月15日の夕食については、ここまで。
大満足だったね。
特に牡蛎が旨かった。
そうか、シーズンは残り1か月くらいだな、最後の追い込みでもう少し牡蛎を食べようと思う。