気合入れて長文書こうと思ったんだけど途中で面倒になったんでヤメ。
「アスクレピオス」はちょっと前までWジャンプで連載してた中世舞台の医者の漫画。
詳細は
wikipedia(アスクレピオス)でも目を通すこと(アンサイクロペディアでもいいよ)。
まぁ簡単に言うとロザリィかわいい。
同時期に連載開始した「チャゲチャ」が史上最速打ち切りになってから
次はこの作品だと言われんばかりにあれよあれよと掲載順位が落ちてっちゃった。
確かに序盤の出来はイマイチ、というかヘタレな主人公イラつくな展開だったから無理もない。
猫に興奮して馬車にひかれそうになったり
普通に歩いてて崖から落ちたりとかぼっちゃまヒドイっス!
そもそもWジャンプで医療漫画ってのが無理があるんだよなぁ。
と、誰もが思ってた。
僕も思ってた。
でもおもしろいんですよ。
おもしろかったんですよ。
作者の内水先生はベテランなだけあって画力は申し分ないし
張られた伏線を見ていてもけっこう作り込まれていたのが伺える。
打ち切りなだけに回収されなかった伏線もいくつかあるのだけど
締めが見事だったんで相対的に好意的な意見が多かったみたいだし。
打ち切り決まったのにばら撒いた伏線回収しようともせずに
「うそっぱちでしたぁ~ん」で終わらせちゃったWアッー!よりずっと漫画に対して真摯だよなぁ。
で、この作品のどこが魅力的だったかっていうと
主人公ぼっちゃまの成長していく様とか
トンデモ手術展開とかじゃなくて
画力だったんじゃないかと。
ロザリィかわいかったんじゃないかと。
一枚絵が素晴らしかった。
駆け足で展開されるクライマックスと対照に
扉絵で展開されるぼっちゃまとロザリィが和みまくった。
釣りをしたり歩きながらおしゃべりしてる二人がすごく…良かったです。
と思ったら同じことがばっちりアンサイクロペディアに載ってて笑った。
やっぱみんなそこが好きだったのね。
以前ジョジョの荒木先生が「キツい展開ばかり続くとどこかでハメを外したくなる」
みたいなことを話していたけどあの扉絵たちも同じ根幹があったのかもしれない。
アスクレピオスの理解者のローラさん、二人をかばって太もも砕かれる
↓
手術させろー治させろー
↓
友達のパレ殺される(同じ頃ネウロの笹塚さんも殉職する)
↓
ぼっちゃま「僕は逃げます」
うん、きついよね。
でも物語後半は本当に楽しみにしてたよ。
成長したぼっちゃまの大ゴマは本当に見事だったし
最終話の扉絵は「jpgでくれ」って言いたくなるほど素敵でした。
長い髪の方ガ似合っていル…
それと巻末コメントで同誌で連載中の「いぬまるだしっ」の大石先生とのラブラブぶりがおもしろかった。
大石
「内水さん、銀リオレウスの弱点属性何でしたっけ?倒せなくて困ってるんです<浩二>!!」
内水
「銀レウスはね、強い鎚で気絶させてハネを叩くといいよ!!…ってコレ最後のコメン<融>」
連載打ち切りの週の巻末コメントがこれだよっ。
他にも巻末で二人がやり取りしてることがあって漫画以外の部分でも楽しませてもらったわ。
内水先生はジャンプで3度目の打ち切りなんで俗に言うバイバイジャンプですね。
本誌復帰はたぶん難しいけど読みきりの評価はいつも高いし
画力も素晴らしいんで今度は月刊誌で連載してほしいなぁ。
しかしもうロザリィに会えないってのは残念だぁー。
ちなみにコミックス2、3巻は4月3日同時発売っス!
これは買いっスよ!