当時私は仙台市内に住んでおりました。
その日は仕事も休みで家でコールオブデューティーというゲームに興じていたところ
突然の腹痛で猛烈な便意に襲われました...

あと1分...折角チームも勝っているし我慢だ...
と脂汗をかきながら必死に耐え凌ぎ、試合が終わり次第すぐにトイレへ。

爽快な解放感とともに大量の便をだしていたところ
ミシミシ...ミシミシ...と変な音が。

ん？と思った瞬間に物凄い縦揺れがきたした。
これはもう間違いなく地震だと、それも強烈なヤツがきたと瞬時にわかりましたが
出したばかりのウンコは止まらず、もうどうしたらいいのかわかりませんでした。

風呂入ってた
住んでたマンションは半壊

とりあえず全部出すしかない、ウンコ出しながらパンツは履けない...
そう決意してふんばり便を捻り出す。
そうしてる間にも揺れは収まるどころか激しさを増し
もうこれアパート壊れてるよね？とわかるような破壊音が響きはじめました。

これ想像こそするけど実体験はな…

東京にいてさえ戦慄したから
当時、東北にいたらヤバかったろうな

震災の３日前、福島にドライブに行ったんだけど
旅先の町が津波で瓦礫の山になってた
旅行写真と見比べてショックを受けた

やっと出たところで用意していたペーパーで慌ててケツを拭き、ズボンをあげてさあ避難だというところで
なんとトイレのドアが開きません。

歪んだのか、前に何かが倒れてふさいだのか...
軽くパニックになりながら窓から脱出することにしました。
幸いにも1階だったので可能でしたが、窓をあけた時に見える駐車場の地面がひび割れていたのを覚えています。

怖い…

俺は研修中で会社にいたなー

ふと隣の部屋を見ると、同じくトイレの窓からおっさんが半分出ていて
ジタバタしてるのが目に入りました。

臭かったのでおっさんも同じタイミングで糞してたんだな...と思いつつも手を貸して
玄関のドアは開いたので靴だけサッと取り出して避難場所に指定されていた公民館へ行きました。

ドア開かないとか怖いね

その公民館で小さい男の子が僕を指差して笑ってきました。
その子の親は慌てて制止...
若い女の人もコッチを見てｸｽｸｽｸｽｸｽ...

なんだよ...慌ててたからジャージだけどさ...
お前だってノーメイクで髪寝癖じゃんか...とふてくされつつ、早々に配給された備蓄の保存がきく水をもらい一息。

大阪も結構揺れたっけなぁ・・・
珍しく大きめに揺れたけどこの程度なら大丈夫だろうとかのんきなこと考えてた

そこでさっき手を貸したおっさんが近づいてきて、タバコ吸うか？と差し出してくれました。
有り難い、持ってきてなかったわと思いつつ一本頂いて一緒に一服。

そこでおっさんがいきなり意味のわからない事を言い出し、頭のなかが？だらけになりました。

「あんちゃん、尻尾はえとるよ」

当時の俺「もっと死ね死ねwwwwwwwwwwwwwwwwww」

おなごによくあるやつか

>>1が生きていたから言える。面白い。続けてくれw

尻尾？は？人間ですけど？
恐怖で頭いかれたか？と色々考えましたが
尻尾＝お尻の辺りだとは思うので素直にお尻の辺りを触ってみました。

するとなんという事でしょう...
1mほどの、二つ折りで強化されたトイレットペーパーがはえているではありませんか！

なんと私は家から避難場所までトイレットペーパーをたなびかせ走ってきたようでした...
それはもはや皆に対して
「わし、揺れた時糞してたんやで！」
と宣言するかの様でした。

慌ててペーパーを取り丸めて捨てて、真っ赤な顔しながら指摘してくれたおっさんに
「ありがとうございます...」とお礼を言うと

おっさん「ははは、まぁ拭く暇あっただけマシよ。
俺なんて拭く暇なかったから...」

と遠い目をしていました。
ウンコ臭い二人の地震からの避難のお話でした。

おわり

2人とも助かってよかったよ

おっさん…(T^T)

優しい世界

目の前に迫りくる危機があったとしても　俺はケツを拭かない限りその場を離れないだろう

漫画にしてほしい

俺は群馬の居間で倒れそうな仏壇と首が折れそうな薄型テレビのどっちをおさえるか悩んで右往左往してたわ
今にも折れそうなテレビからはミヤネ屋で大阪も揺れてますねとか言ってて世界地図から日本消えるなこれはと思ってたな

阪神淡路の時は大阪。
東北の時は茨城にいた。

遠くも無いけど近くも無いので被害は受けなかったけど
激震の一部だけは経験した。

>>1
いなくなっちゃったかな・・・

この場を借りて俺の「阪神大震災」

大阪のそこそこ大きな会社に勤めていて独身寮に住んでいた。
あの日、「ドーン」という大きな音と共に全部ひっくり返った。

少しして、同じ独身寮に住んでいた彼女からTEL。
「なんか分からないけど、今から宮崎に出張に行ってくる！」
「おう。がんばれ！いって来い。」

この時点ではまだこんな感じ。

とりあえず、部屋のゲームやいろいろなものが吹っ飛んでいたので簡単に整理。
さて、会社に行くか・・・

バス走っていないみたいですよ？

仕方なく会社まで徒歩（30分くらい）

おい、誰かTVないか？
あ、総務にあったかも！
持って来い！

「」
「」
うーうーうー

何ですかこれ？
知らん

何があったんですか？
知らん

TV「神戸で50人の死者が！」

TV「神戸で500人の死者が！！！」

○○「温泉みたいです」

とにかく社員を確認！
関連業者さん確認！
TELしまくれ！！！

おい！社長は無事なのか？・・・

緊急隊を編成できるか？
バイクの免許持っているやつピックアップしろ！

何が必要なんだ！？
何だ！？

わかりません！！！

一報入りました！
ダイエーが全面支援するそうです！”！

その頃俺は、
ちょうど新製品の開発を一緒にしていた小さな職場にTELしまくっていたけど
全く応答無し。
あの時に亡くなっていてしまったらしい。

俺の彼女は
地震直後の大阪（高槻）から伊丹空港までタクシーで
走り抜けたんだとさ。

タクシーで走りながら火事がそこらで起こっているのを
どうしようもなく見たって。

少したった後、
バイクに乗れるやつを中心に
援助隊を編成して向かった。

東北に出張行ってた友達と一週間連絡取れんかった時は
死んだと思った。
後で携帯の電池切れで連絡できなかったと知ってほっとしたけどな

何か有事の時のためにバイク買っとくわ