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蒲田の小劇場テアトロドソーニョでサロメを観るの巻 こりゃ大変だぁ

蒲田の小劇場で ”危機一髪”の巻
torikera サロメを観て ビックリ
 

 
知人が出演するということで
お誘いがあって
東京大田区蒲田にある
小劇場 
テアトロ ド ソーニョ へ
でかけました
 
なにせ
torikeraは 演劇にはうとい
 
小劇場といっても
さいたま芸術劇場の舞台を一度みたことがあるだけだぁ
 
さて本格的小劇場デビューはいかなることになるか 

 
今回の演目は
オスカー・ワイルドの「サロメ」
 
といってもよく知らんのだな
これがあとあと大変なことに・・・ 
 
 
さて さいたま市から蒲田は随分遠い
電車で1時間はたっぷりと揺られて蒲田駅に降り立った
 
会場の テアトロ ド ソーニョまでは 徒歩20分ほど
 

東邦大病院の近くの路地に入ると・・・・
なんだぁ 下町の民家や工場・アパートの並ぶ町並み 
オイオイこんなところに劇場があるのかい 
と進むと あったぁ
 
地図がなかったら絶対に気づかないなぁ
 
突然 空気の違う空間が現れた?
 この小劇場 大田区の小劇場文化を支えてきた貴重な会場らしい
 
 
しかし 残念ながら この7月で閉鎖されてしまうそうで 最後の公演が 芸術集団れんこんきすた 
による「サロメ」なんだそうだ

 
さて torikeraは仕事をやりくりして土曜の夜の公演に出かけたのだが
誘いの主からのメールでは 開演30分くらい前から席が埋まってしまうので
早く来た方がよい しかも 最前列の真ん中の席がお薦めだ という
 
20分前には入場したのだが ちょうど 最前列の真ん中が空いていたので
しっかり席を確保して 開演を待った 
 
 
 
ここで「サロメ」について簡単におさらいをしておこう 
  (受け売りだっ)
 
サロメはオスカー・ワイルドにより書かれ 1891年に出版された戯曲だ
 
あらすじは・・・
 
ユダヤの王ヘロデが自分の兄の前の王を殺して、妃(きさき)ヘロディアスを奪い、その娘のサロメにも手を出そうとしている。一方、王にとらえられていた予言者ヨカナーンは妃の近親相姦をののしり、ヘロディアスは嫌悪していた。サロメはひょんなことからヨカナーンを見て恋をしてしまうが、拒絶される。あるとき王ヘロデがサロメに踊りを要望し、サロメは願いを聞いてくれることを条件に踊ることに。踊りのあとサロメは「ヨカナーンの首を盆にのせてくれ」と要望する。王は他の物に変えてくれと懇願するが結局ヨカナーンの首をサロメに差し出すことになる・・・
▲オーブリー・ビアズリーによる挿絵
 
 
なんだか とっても どろどろとしたお話でしょ
 
「サロメと予言者の首」は昔から多くの絵画の題材としても使用されていたらしい
 
 
 
※さてこの先は レンコンキスタ版 サロメのネタバレになるから
 必要な方は見ないでね
 
 
 
なにせ2時間を超える大変な公演で 話しはクライマックスへ 突き進んでいくのだが
ここで お決まりの サロメの踊りが 始まることになった
 
 
これサロメの「7つのヴェールの踊り」っていって かなり有名なんだそうだ(後で調べたら)
 
 
もちろん サロメ役の女優さんが 踊るんだけど 今回も10分くらい1人で踊り続けるという
大変重要な場面であります(天智あす香さんというチャーミングな女優さんが大熱演した)
 
 
さてこの踊りなんだけど 
7つのヴェールを踊りながら次々と外していって 
最後はすっぽんぽん(失礼!全裸)になる 
 
 
 というのが原作なのだそうだ
 
 
女優さんは早くも ベリーダンスのいでたち(つまりまぁ ビキニのようなもんかな)
これはなんだか ちょっとヤバイことになりそうだぁ 
 
 
怪しい音楽が流れて 踊りが始まってしまった 
 
 
身体をくねらせて女優さんが踊る 
そしてヴェールを外していく
 
これは絶対まずい
舞台ではお誘いをしてくれた知人が
こちらの様子を見ている(ような気がした・・・)
だって 手をのばせば届きそうな距離だし
最前列の真ん中というのは そう言う意味かぁ
これは はめられた 
 
 
なにせ この芸術集団れんこんきすた さんは
座長さんが現役のベリーダンスのダンサーさんだっ
(ダブルキャストでサロメ役もやっていた)
結構本格的なダンスを女優さんも踊っている
見応え十二分
 
 
でっ次の瞬間 あっ
胸につけていたブラとっちゃったぁ
(torikeraブログとしては 紹介するのもここいらが限界か 
 )
 
 
 
 
しかし 安心を しっかり胸には テープが貼ってあった ホッ
 
この後も 逆立ちしたり 腰振ったり
まあ 妖艶なサロメの踊りは延々と続くのです
(観たかった方 残念ですね もう今日7/10で公演終わっちゃっています)
 
ところで 隣の席をみると 最前列の真ん中にどっかり座っていたのは
私も含めて 50歳台のおじさん3人 これって なんていうか・・・・
あははっ
そんなつもり無いのよね みんな たぶん 




でも知らなかったのは私だけかな??
 
 
 
あっ ここまで読んであきれている方
すいません 話しがダンスだけになって
 
舞台は大変な熱演で
最後のエンディングもドラマチックでした
知人の演技にも感動いたしましたよ
 
 
 
torikera 小劇場本格デビューか?
熱い土曜日の夜になりましたぁ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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コメント

No title

カトちゃんさん:今晩は ありがとうございます
芝居ネタは初めてかなぁ(笑)
本当にいろいろ考えることの多い?芝居でした
カトちゃんさんの記事にはサンシャインが出てきますね
終演後は知人とあまり話しができなかったのが残念です
小劇場は大ホールとは違う緊張感に満ちていました

No title

芝居ネタは、珍しいんじゃないですか?自分も芝居見にサンシャインシティに行きますよ。
芸術集団れんこんきすたさんは、申し訳ないですが、知らなかったです。

しかし、ストリップ劇場でも行かれたのかと思いましたよ(爆)https://s.yimg.jp/images/mail/emoji/15/ew_icon_d139.gif">
知ってるかたが出演してるなんて、あとでそのかたとは、なんか話されたんですか?
自分は、高校時代の先生が劇団の監督やってる人がいて芝居見に行く機会があるんですが、、役者さんで知ってる人はいませんね。

ここは7月で終わりなんですか、なかなかレトロ?なかんじの小劇場見て見たかったですねhttps://s.yimg.jp/images/mail/emoji/15/ew_icon_d1022.gif">

No title

西海岸音色さん:今晩は!
最後まで読んでいただいてありがとうございます
いろいろ言葉を選んで 悩みながら書いてみました
本当に知らない世界が世の中にはいっぱいあることが分かります
それが人間の面白さなのかもしれませぬ
好奇心をなくさず心をニュートラルにすることも大切なのかなぁ

No title

ラストサムライさん:今晩は!
あははっ もうコメント見て どきっとしてしまいました
こんなに雄弁な記事書いたの初めてですからバレバレですよねぇ
本当は写真いっぱい張り付けて終わりにしたいところですが
さすがに写真はまずいです(笑)実際撮っていないし!!
本当はさらに熱い想いを感じたのですが それは今度お会いしたときのお楽しみにとっておきましょう?!

No title

こんばんはー
最後まで読んでいて、ドキドキしましたよ。
「文学」には疎い「音色」ですが、判りやすい解説でしたよ。
まだたまだ、経験したことのない「世界」ですね。

No title

男って仕方ない動物ですね。torikeraさん!自然やランの文章より、
魅惑的で、表現力があまりにも豊かですよ。どうして~!?!?
ものすごく引き込まれてしまいました(撃沈)。
オスカー・ワイルドの『サロメ』、実は大好きです。

No title

Loreeさん:ありがとうございます
おおっラッパライネン(ラッパ来年?)さんですね!
来日公演があったら是非出かけてみたいと思います(笑)
ところで先日の舞台の音楽ですが 踊りに夢中で音楽覚えていません
(シュトラウスよりもっとリズミカルでアラブ的?でしたねぇ)

No title

ザクセン=アンハルト歌劇場のプリマドンナ、エイラーナ・ラッパライネンのサロメが凄いそうです。
なんと、元ミス・カリフォルニア!!
CDも出ています。(2001年録音、ゴロー・ベルク指揮、歌劇場の自主制作盤)
意味ないか(汗)
2~3年前、東京でもやってました。

No title

たんぽぽさん:今晩は
私も「サロメ」という名前は知っていたんですが 中味のリサーチが不足しておりました
しかし おかげさまでこの歳になっていろいろな経験をさせていただいております
まだまだ未熟者ですねぇ
知らないことが多すぎまする(笑)

No title

Loreeさん:今晩は
コメント絶対来ると信じてお待ちしておりました(笑)
私も思ったんですよ シュトラウスのサロメ観ておけばよかったと
それにしても 全裸は6人ですかぁ 相変わらず博識でいらっしゃる
サロメの追っかけに走りそうな自分が怖いこのごろです

No title

ヾ(o´▽`)ノギャハハ♪
「お客様~お客様~、踊り子さんには手をふれないようにねがいます~」ってとこかな?

【サロメ】って名前は聞いたことがありましたが話の内容までは知りませんでした。

どんどん視野が広まっていきますね~♪

No title

R・シュトラウスの楽劇「サロメ」…ではなく、原作に基づく演劇をご覧になったんですね♪
そうなると、音楽はどんなものだったのか気になります。
「7つのヴェールの踊り」はR・シュトラウスの楽劇においても最大の見せ場だそうで(?)、これまでに舞台で本当にすっぽんぽん(失礼、全裸)になった歌手は6人いる…という記事が数年前に某・音楽専門誌に載っていました(笑)

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Author:torikera
季節の野草や身近な自然の写真のご紹介、トレイルランやポタリング、マウンテンバイクの記事、掘り出しモンCDアルバムなど音楽の話題、美味しい日本酒や蕎麦について、最近は庚申塔・石仏・富士塚・力石など石や塚などにも興味津々!とりとめのない記事ばかりですがよろしくお願いします。

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